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地域の店舗が煽り合う!?ノースカロライナのコミュニティで起きた「看板戦争」

アメリカ・ノースカロライナ州のある地域で、複数の企業が道路脇の看板を通じて互いに面白いメッセージを交換し合うという、奇妙な看板合戦が勃発。

地元メディアの報道によると、この「戦い」は8月初めにモアヘッド・シティでイオアニズ・グリル&バーが看板に「ハッピー・バースデー・ジェフ」と数週間書き残したことから始まった。

隣接する『Dank Burrito』レストランのオーナー、クラーク・メレル氏はこのメッセージが長いこと看板に残されていることに気づき、自分の店のプラカードを巧みに調整して「イオアニ、サボってないで看板を直して(Ioanni’s, quit being lazy, change your sign)」とメッセージを送った。

すると、今度は名指しされた店舗のオーナーであるサム・ターネージ氏の方も、「ダンク、私たちは怠け者ではない。あなたより忙しいだけだ」と新しい張り紙を貼り付けて応戦。

そして、看板合戦が始まった。

Dank BurritoとIoanni’sの最初のやりとり以来、2つのレストランは「会話」を続け、やがてモアヘッド・シティの何十もの異なる店が看板合戦に参加。

擁護したり冷やかしたり、自分の店を売り込もうとする店も現れ、「今では70以上の企業が参加していると思います」と看板合戦の口火を切ったメレル氏は語る。

しかしどの店舗、企業もあくまでお遊び感覚でやっている上、地域住民も看板を舞台に繰り広げられる応酬を大いに楽しんでいる様子。

SNSやその他ネット媒体が企業PRの主戦場となっている現在、看板に手書きのポップを加えるというなんともアナログな方法かつ局地的な規模で繰り広げられる「看板合戦」は、一周回って斬新なPR方法だと企業と住民の双方に受け入れられたようだ。

ちなみにこの「合戦」がいつ終わるかについては、メレル氏が「早々に終わるだろうと思っていた」と答えたのに対し、ターネージ氏は「できる限り続けるつもりだ」と述べている。

画像&動画 WCTI News 12 / YouTube