UFO・UMA

アメリカ各所を飛び回るUMA「バッツカッチ」コウモリの翼を持った青い毛の獣人

バッツカッチは、1994年ごろにアメリカのワシントン州にあるレイニア山麓で目撃されたという未確認生物である。姿は獣人でありながら、コウモリのような翼を有していることから、コウモリの「バット」とネイティブアメリカンの言葉でビッグフットを指す「サスカッチ」という名を合成して「バッツカッチ」と呼ばれている。

特徴としては、黄色い目に犬のようなマズルをしており青あるいは紫の毛で覆われているという。歯は鋭く足は鳥のようであり、なんと体長が7メートルもあるほど巨大なUMAであると言われている。

1994年4月、ブライアン・キャンフィールドという人物がワシントン州のピアース郡をトラックで走行中、目の前に巨大な何かが降り立ったという。

それは、上記にあげた特徴を持つ人型の謎の生物であったというが、すぐに去っていったのかこの出来事についてはこれ以上の情報が無い。また、ここから当分の間目撃情報が聞かれることは無かったため、見間違いかでっち上げではないかということで片付けられた。

時間は飛び2009年。今度はカリフォルニア州のシャスタ山近くで、複数人の登山家が巨大な翼を持った異様に大きい生物が7、山の裂け目から飛び立っていくのを目撃したと言われ、これがバッツカッチの2度目の目撃情報とされている。

さらに、2011年6月にはある男性が自宅の庭で犬の散歩をしていたところ、空にコウモリの翼で飛行する青い毛に赤く光る眼を持つなぞの生物を目撃したという証言がなされ、2014年4月には、オハイオ州にあるホーバン大司教高校で、驚異的なスピードで飛んでいった謎の黒い生物らしきものが教室の窓から目撃されたと言われている。

これらが全て、実際にバッツカッチの目撃であるとするならば、カリフォルニア州やワシントン州のように太平洋に面する州であるかと思えば、北米大陸ではほとんど正反対ともいえる北東の内陸にあるオハイオ州もある。同一の個体が広大な各州を移動し続けているのか、州それぞれに別個体が存在しているのか、それ自体はわかっていない。

バッツカッチは、その独特のフォルムをしていながらも、詳しい目撃情報に乏しいということが災いしてか、大きく紹介される機会に恵まれていないマイナーなUMAであるとも言われている。既に有名になっているサスカッチの名前をもじっていることも手伝ってか、二番煎じ的なポジションに追いやられた可能性もあるだろう。

否定派や懐疑派などからは、単なる大型コウモリの誤認ではないかとの意見もなされているが、その一方で大型コウモリである可能性はあるものの、考えようによっては、誤認であったかもしれないがそれ自体未知種のコウモリである可能性も否定はできないだろう。

特に人的被害の報告はなされておらず、飛行しているところを目撃したという証言に留まっている。いかにも悪魔を彷彿とさせる姿でありながら、危害を加えずただ飛んでいるというのも、なかなかにギャップがあって面白い。

とはいえ、モスマンのような例もあるため、何らかの災厄をもたらす存在か、あるいは良からぬことの前触れとして出現していた存在である可能性も否めないため、現時点では無害とも言い切れないところではある。

【参考記事・文献】
Batsquatch
https://cryptidz.fandom.com/wiki/Batsquatch
巨大な二足歩行型未確認生物バツカッチ
https://chahoo.jp/batsquatch/
バッツカッチ
https://www.never-world.com/uma/batsquatch.html

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【文 ZENMAI】

Lisa YountによるPixabayからの画像