妖怪・幽霊

映画「死霊館」の舞台になった幽霊屋敷の従業員、幽霊との奇妙なトラブルで解雇

映画「死霊館」シリーズの舞台となった幽霊屋敷にて、オーナーと従業員の間で雇用を巡るトラブルが発生したようだ。

7月、ロードアイランド州の幽霊屋敷と称される「死霊館」を所有・運営するジャクリーン・ヌニェス氏が、屋敷のスタッフであったブライアン・ダンセロー氏を解雇。

だが解雇の理由というのが、なんと1800年代からこの家に住み着いている元オーナー、ジョン・アーノルドの霊が、霊媒でもあるヌニェス氏を通して「ダンセロー氏が “過去2ヶ月間、キャッシュボックスから金を盗んでいた」ことを明かしたからだ、という。

まさかの解雇理由にはダンセロー氏も驚き、 「私は文字通り立ち止まり、”ジョン・アーノルド、元のオーナーの一人ですか?”と訂正しなければならなかった」と振り返っている。

にわかには信じがたい話だが、ヌニェス氏も解雇理由をでっち上げたと思われないためにか、彼女は実際に地元テレビ局に出演。

インタビューで彼の解雇に関する話を認め、「超常現象を信じるか信じないかは関係ありません。私だけでなくすべての人は、邪悪な行為者や行動について知らされたり警告されたりすることを含め、人生に理解と意味をもたらす経験をする権利があります」と主張。

一方でダンセロー氏は事務所から金を盗んだことを激しく否定し、元上司の奇妙な理由に懐疑的な見方を示した。

「霊があのような方法でスタッフを狙うなんて……死霊館はもちろん、どんな心霊スポットでもこんな話は聞いたことがない」とダンセロー氏は語る。

いずれにせよダンセロー氏は解雇は不当であるとして、賃金支払を巡ってヌニェス氏と法廷闘争になる可能性が高いとみられている。その場合、ジョン・アーノルドの霊が何らかの形で証人として召喚されるのではないか、と期待する向きもあるようだ。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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