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まるで推理小説!?バンコクのホテルで6人が青酸カリ摂取で死亡

タイの首都バンコクのホテルにて、6人が毒を飲んで死亡するというまるでミステリー小説のような事件が発生して話題になっている。

先日、グランド・ハイアット・エラワンホテルの一室にて、ベトナム国籍のティ・グエン・フオン、ホン・ファム・タイン、ティ・グエン・フオン・ラン、ディン・チャン・フーの4人、シェリーン・チョンとダン・フン・バンといいいベトナム出身のアメリカ人2人が遺体で発見された。

側には人数分のコップがあり、6人全員が青酸カリ入りのお茶を飲んで死亡したとみられている。

警察の調べでは、チョンはホン・ファム・タインとティ・グエン・フオンから約28万ドルに相当する大金を借りていたが、返済せずにいたという。

そこでティ・グエン・フオン・ランが仲介役となり、友好的に解決する方法を話し合っていたそうだ。

チョンは21日日曜日に初めてホテルに到着し、ダン・フン・バンは22日月曜日に一同に会する前に、部屋に6杯のお茶を届けるよう注文していた。その時、チョンはスイートルームに宿泊していたため、ウェイターはお茶を淹れるサービスを告げたが彼はその申し出を断っていたという。

後にウェイターは、彼女がそのとき「見るからに何かしらのストレスを感じている」ように思えたと語っている。

そして6人全員が部屋で合流したようだが、誰一人チェックアウトしなかったため、不審に思ったホテルのスタッフが部屋を確認したところ、凄惨な現場に出くわした。

警察はすぐに全員がシアン化物中毒で死亡したことを突き止めることができたものの、宿泊グループのうち誰がなぜそんなことをしたのか、正確なところはいまだに不明。複数の容疑者がいた可能性も含めて、捜査を続けていくとしている。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Photo credit: Kalboz on VisualHunt.com