13日午16時15分(日本時間14日午前7時15分)ごろ、ペンシルベニア州バトラーにて11月の大統領選に向けた集会で演説していたトランプ前大統領(78)が銃撃された。
犯人とされる人物は数百メートル離れた地点から狙撃したが、幸いにもトランプ氏は右耳などを負傷したが、命に別条はないとのこと。
なお犯人はその場で射殺、他流れ弾に当たった関係者1名が命を落としている。捜査当局は今回の事件を同氏に対する暗殺未遂事件として捜査を始めている。
さて、今回のトランプ前大統領暗殺事件が予言されていた!?としてネットで注目を集めている。気になる予言は海外ではなく、なんと日本から。しかも長寿連載漫画のゴルゴ13に掲載されているというのだ。
問題のエピソードは『夢の国』というタイトルで、アメリカ大統領の支持率を回復させるため、大統領の側近が自作自演の狙撃をゴルゴ13に依頼するという内容になっている。この大統領はトランプ大統領をモデルにしており、かなり顔も似せて描かれている。
この回は2017年に執筆、掲載されたものであり、2回ほど単行本化もされている。しかし、ちょうど2024年7月発売の最新刊にも収録されていたため、まるで予言していたかのようだと話題になった。
トランプ氏の今回の暗殺未遂事件については、支持率を上げるための自作自演説が程なくしてSNSを騒がせていた。そのため、今回のゴルゴ13のエピソードは正しく今回の事件を予言したものであり、シナリオ通りだったのではないかと話題になった。
だが、繰り返しになるがこの話が掲載された単行本が発売されたのはたんなる偶然に過ぎないし、流れ弾で死傷者が出ていることを考えると不謹慎極まりない話である。
そもそも紙一重で助かるように狙撃というのもそれこそデューク東郷のような常人離れした狙撃の腕があってこその話である。またゴルゴ13はシリーズの構成上、現実に起きている事件や実在の人物を参考にすることも多いので、今回はやはり偶然だったと考える方が自然ではないだろうか。
(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Grégory ROOSEによるPixabayからの画像
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