アトラスラジオの存在を、『ごんべっさ』さんより教えていただきまして、以来ほぼ毎晩、拝聴させていただいております。知らない世界をのぞき見しているような気持ちで、いつも楽しませていただいております。
毎晩聴いているうちに、幼少時の理由のわからない不思議な体験を思い出しました。30年以上忘れていたのに1度思い出したら頭から離れなくなってしまいました。
そのようなわけで今回、メールさせていただいております。
それは私の影だけが左右逆転するというものです。
以前住んでいた一軒家は、住宅街の中にありました。1階には玄関と居間、祖父母がおり、2階では父母と私と弟が寝起きしておりました。
その2階は、南に面しており、ベランダもあってとても日当たりが良く、晴れた日の夕方は2階の部屋の奥の壁面まで日光が射し込み、影ができていました。
いつからか覚えていませんが、家族が家に誰もいない時に、私がひとりで2階の部屋に入り、部屋の中を歩いていると、影が逆になっていることに気付くのです。
例えば、私が右を向いていると、影の私は左を向いており、自分かどうか確認するために右手を上げると、同じタイミングで影の私の左手が上がる…というふうに…
窓枠やベランダの影はそのまま、鏡うつしのようなのに、私の影だけが鏡うつしではなく、左右逆転しているのです。
ふとその事に気付くと、いつも理由のわからない恐怖感で身動きすら出来ない状態になりましたが、何とか勇気をふりしぼって部屋を出て、階段を駆け降りたことを覚えています。
それは、毎回というわけでなく、年に数回程度のことでした。毎回、オレンジ色の日光と影だったのは覚えています。それはおそらく、夕焼けのオレンジ色だったかと思います。
なぜか家族の誰にもその事は話したことがありませんでした。
念のためつい先日、弟に聞いてみたのですが、1度も体験したことはないそうです。
なぜそういった現象が起こるのか、ネットで調べたりもしてみましたが見つかりませんでした。何かご存知のことがありましたら教えていただけますでしょうか?
そしてもうひとつ…先日、アトラスラジオで押し入れの怖い体験がありましたので、私の体験もご報告させてください。
学生時代の一時期を、東京都東大和市ですごしました。その時のお話です。
ある時、私の部屋の押し入れと、敷いた布団のサイズがピッタリ合うことに気付き、襖を外してそこで寝ておりました。
その日は徹夜で課題を仕上げ、朝8時頃に布団に入り、うとうとしていましたら、後頭部が落ちていく感覚があり、その後金縛りになりました。
床から生えた両手に腹部から床に引き込まれそうになり、金縛りのなか、必死にもがいていたら、いきなり耳元で男性のダミ声で叫ばれました。
「お前を引っ張りこんでやる!」
必死に抵抗し続けましたが、いつの間にか寝ていたようで、数時間後にハッと目が覚めました。腹部をに当たる無数の指先と、耳元のダミ声は、今もはっきり覚えています。
それ以来、押入れでは怖くて寝ることができず、外していた襖もはめなおし、ピッタリ閉めて寝るようになりました。
押し入れは寝るところではないなぁと思い知りました。
以前アトラスラジオでの押入れ恐怖体験は、確かトイレに足を向けておられたと、記憶しています。思い返してみると、私の押入れで寝ていた足の先にも、階段とその向こうにトイレがありました。
間取り的に、そうなりがちなのかもしれないとも思えますが、いかが思われますか?
影の謎、押入れの恐怖…先生のご意見、教えていただけたら光栄です。
知らない世界の不思議なお話、これからも楽しみにしております。失礼いたしました。
(アトラスラジオ・リスナー投稿 Uさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
愚木混株 Cdd20によるPixabayからの画像