1300年以上も固い岩に埋もれていた剣が、謎めいた状況で行方不明になっている。
アーサー王が石から引き抜いた伝説の剣、エクスカリバーの物語を紹介する必要はないだろうが、ローランとデュランダルの物語を聞いたことがある人は少ないだろう。
フランス伝承の騎士ローランは、シャルルマーニュ帝が天使から譲り受けた“不滅の”剣(岩をも真っ二つにすることができると言われている)を授かったという話である。
その剣は1300年もの間、フランス南西部にあるロカマドゥールという断崖絶壁の村の、地上から32フィートも離れた岩肌に突き刺さっていた。
しかし月曜日、この伝説の武器は姿を消し警察の捜査が始まった。
地上32メートルの安全な場所にあったため、この遺物の盗難は特に不可解で、どうやって盗まれたのか、誰の仕業なのかが疑問視されている。
当然のことながら、地元の人々はその紛失を受け入れるのに苦労している。
「ロカマドゥールの人々は皆、自分たちの大切なものを奪われたような気分です」と地元市長はラ・デペッシュ紙に語った。
「たとえ伝説であっても、私たちの村とこの剣の運命はつながっているのです」
‘Excalibur’ sword lodged in rock for 1,300 years mysteriously disappears https://t.co/ze3RJvCeWN
— DAILY POST 🇰🇪 (@dailypost_ke) July 5, 2024
【文 ZENMAI】
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