3.11の震災のお話しをアトラスラジオで拝聴致し、被災地では多くのお亡くなりになられた方々が今だに彷徨っていられることに心が痛みました。
お亡くなりになられた方の無念の気持ちが伝わってきてご本人様やご家族様の気持ちを察すると胸が締め付けられる気持ちになります。なんとか供養してあげられないものかと感じます。
様々な形でお亡くなりになられた方々現世に関わって来ることでバスの深夜運行ができなくなった場所もあったり、お亡くなりになられた方々が横断歩道を行列で渡るなどしていると被災地の方から聞いた事があります。
私自身も被災地にある施設で心霊体験をした事があります。
その施設は木造で空き家を改良したものに見えまして正直入りたくないと躊躇しましたが一週間ほどの仮の滞在場所と言うことでしたので仕方なくその施設の二階の一室を借りたのです。部屋へ入り押し入れを開けると隣の部屋と共同の押し入れになっており隣の部屋が見える奇妙な部屋です。
窓の外は林が広がりとても寂しい場所です。
夜になり就寝しようとしていた時のことです。施設の二階を使用していたのは私だけでしたが、誰かが階段を上ってきた足音が聞こえてきました。
きっと誰かが私の部屋に用事があるのだと思ったのですが、その足音は隣の部屋へ入った様子で息をひそめていると隣の部屋の畳の上をグルグルと回っている様子で、畳と足がこすれる音が隣の部屋に居てもその気配や音が聞こえてきたのです。
自分の部屋の入り口扉の隙間から階段の電気が点いているか消えているのかが確認できるくらい隙間のある建物なのです。階段の電気も点けないで二階へ上ってきて隣の空き部屋を使用する人など居る訳がないと感じました。
その施設を利用している人は私を含めて数名のみで私以外の数名は一階の部屋を使用していて、二階に用事があるはずも無いと思われますし、隣の何もない部屋に人が出入りするはずも無いと感じました。これは間違いなく人ではない、と直感した私はその夜は電気を点けたままでイヤホンで音楽聞きながら気を紛らわし就寝し、その施設を次の日に退去しました。
後々の話で知ったのですがその施設管理の担当からこっそり情報を得たのですが、別の施設では幽霊が出たと言う使用者のクレームから、施設管理の担当者が幽霊が出るのかどうかを自ら宿泊して検証したところやはり幽霊が出た為にその日の内に別のその施設を閉鎖した経緯があるとの話しを伺い、私の利用した施設も実は霊が出るのに事実を隠しているのではと感じました。
何も知らずに以前から施設を利用している数名はその後も利用を続けている様子でしたので、私はその出来事の話をする事もありませんでした。
(アトラスラジオ・リスナー投稿 元葬儀屋さん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Leo CastrumによるPixabayからの画像