ウェストバージニア州にある、お化けが出ることで有名な施設に設置されていた監視カメラが、心霊現象としか思えないものを記録していたとして話題になっている。
問題の映像は5月31日金曜日の夕方、同州ウェストン市にある悪名高いトランス・アレゲニー精神病院で撮影されたもの。
この精神病院は1864年に建てられ、1994年に閉鎖されるまで何千人もの患者を収容していた。 そのためこの建物にはここを出ることなく亡くなり、敷地内に埋葬された患者の霊が今も住み着いていると信じられている。
現代では、この精神病院は歴史的な施設かつ心霊スポット的な観光地として機能しており、記念品やお土産を販売するギフトショップも併設されている。
ところが先日、誰もいない部屋にて額縁に入った絵が床に転がり、ガラスか粉々に砕け散る様子が監視カメラに記録されてしまった。
この精神病院のスタッフたちを不安にさせたのは、この現象が営業終了後からおよそ2時間後に起こっていたという点だ。この時間には観光客は勿論スタッフも施設を離れていたため、何者かの仕業とは考えられないとのこと。
6月2日日曜日の午後にフェイスブックのページでこの映像を共有した施設のスタッフは、「ここで何が起こっているのかわからない、ドアは両方ともロックされているし、窓もすべて閉まっていた」と動画にコメントを添えていた。
動画を見た多くの視聴者からは、写真が幽霊によって地面に叩きつけられたのではないか、成仏できずにいる自分たちの苦しみが商業化されることへの抗議ではないか、という意見が寄せられているとか。もちろん、稼ぎ時になる夏の幕開けを飾るために、施設側が自然な現象巧妙に強調して宣伝したにすぎないという懐疑的な意見も寄せられている。
果たして動画に映ったのは心霊現象か、それとも他の何かなのか。気になる人はぜひ動画を見て考えてみてほしい。
Photo credit: TheExplorographer.com on VisualHunt