イギリスにて新しく駐車場を造ろうとしていたところ、作業員の一人が古代ローマのものとみられる像を発掘。しかし、詳しく調べると様々な謎が出てきたため注目を集めている。
この驚くべき発見は、イギリス国内でも歴史ある邸宅の一つバーグレー・ハウスの敷地内で昨年4月になされたものだ。駐車場拡張工事の一環として敷地周辺を掘削していたとき、掘削作業員の一人であるグレッグ・クローリー氏が土の中から珍しいものを発見した。
当初、その物体は単なる青白い大きな岩だと思っていたのだが、手に取って確かめると顔がある事が判明した。
クローリー氏の発見した首を調べたところ、なんと本物の古代ローマ時代の大理石像の頭部であることが明らかになったのである。更にその数週間後、頭部につながる胸像も少し離れた場所から発掘された。
「ローマ時代の大理石像だと言われたときは信じられませんでした。 これほど古くて特別なものを見つけたというのは、素晴らしい気分でした。間違いなく、私の過去最高の発見です」とクローリー氏は語る。
この彫像は1800年ほど前のものと考えられており、1760年代のある時期にこの邸宅に住んでいた伯爵によって持ち込まれた可能性が高いとみられている。
しかし、古代ローマ時代の像といえば当時でも貴重な芸術品だったことは間違いない。それがどうして邸宅内に飾られるのでなく、敷地内に埋もれてしまったのか。駐車場工事が行われるまで、どれくらいの期間埋もれたままだったのかについては現状謎のままだという。
バーグレー・ハウ側スは、この像が16日土曜日に「2024年のシーズンに向けて再びオープン」する際に一般公開される予定であることを明らかにしている。
🔍👀 A mysterious 1,800-year-old Roman statue found at Burghley!
During the construction of our new visitor car park in spring 2023, digger driver Greg Crawley stumbled upon an the marble head of a Roman Lady…
Now on display inside Burghley House 🤩https://t.co/0gaeWXwRqb pic.twitter.com/19wQDjyWpy
— Burghley (@burghleyhouse) March 13, 2024
(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)