さて、今回は、先日放送された2ndシーズン275番の中でkクルミさんの臨死体験のお話を聞き、私も、ある方から聞いたお話ですが、臨死体験の話を思い出したのでお話したいと思います。
この話は、あるお寺のご高齢の奥さんから聞いた話です。
ある会社の社長さんが病気で入院していたのですが、治療の甲斐もなく危篤状態に陥ってしまいました。急遽、社長さんの親族が病院に呼ばれて、危篤状態の社長さんが寝ているベッドを皆で取り囲み、その場で葬式をどうするかの話を始めたそうです。
危篤状態に陥ってはいましたが、社長さんの耳はまだ健在だったらしく、その会話は死にかけていた社長さんの耳に届いてしまったのだそうです。
『まだ俺は死んでないぞー!』と、社長さんは心の中で叫んでいたそうです。
そんな状態の中、社長さんの意識は次第に薄れてしまい、次に目を覚ましたら、暗い夜道をトボトボと歩いていたそうです。しばらく行くと、目の前に川が見えてきました。その川岸には一人の男が立っていました。
男は、社長さんに、「向こう岸に渡りたいか?渡りたいなら金を出せ!」と、言ったそうです。(多分、この男は三途の川の渡し守だと思われます。また、要求した金とは、三途の川の渡し賃なのではないでしょうか?)
社長さんは突然の現金要求に驚き、とっさに「金は無いが、カードならある」と、言ったそうです。
それを聞いた渡し守は、「カードじゃダメだから、帰れっ!」と言って、社長さんを追い返したそうなんです。仕方なく元来た道を引き返して歩いて行くうちに、社長さんの意識は戻り、無事に現世に戻って来れた。と言う話でした。
私はその話を聞いた時、思わずクスッと笑ってしまいました。正に”三途の川も金次第”なのだなぁと思いました。
あの世では、まだまだキャッシュレスは浸透していないようですね。当たり前ですが…
(慈光さん アトラスラジオ・リスナー投稿 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
Michal JarmolukによるPixabayからの画像