スピリチュアル

「ホテルで心霊体験しました」

敏太郎先生、愛夢さん、こんにちは。Bambooyaです。幽霊体験募集中との事なので投稿させて頂きました。

それは約25年程前の体験談です。季節は失念しましたが、滋賀県の工場で打ち合わせをするために4泊5日の出張をしました。

当日は他県からも2名の先輩が参加されており、私を含め3名でホテルに宿泊する事になりました。

初日は早朝から新幹線移動したり、長丁場の打ち合わせの疲れもあってホテルへチェックインして食事を済ませシャワーを浴び、早々に眠りについてしまいました。

私達は3階だったか、または4階の同じ階の別室で、私は角部屋、左隣の部屋に先輩一人、そして一部屋間隔を開けて次の部屋(私の部屋から左3部屋先)にもう一人の先輩が宿泊していました。

夜中の2時ごろでした・・・

いきなりドーン!と壁を叩いたような大きな音で目が覚めベッドから上半身を起こした次の瞬間、入り口ドア近くの右壁からユニットバスのある左壁の方へ火の玉?みたいなものがビューンと突き抜けて行ったのです。

色は青白かったと思いますがあまり覚えていません。丸い形の光が尾を引いて凄いスピードで飛んで行った感じです。

その瞬間、「ワッ」と声が出てしまいました。頭が真っ白になり何が起こったのか全く理解できない、だけどいつもの様な金縛りもないし、何か被害があった訳でも無い、何故か意外と恐怖感もなく、会議で睡魔が襲ってきたら辛いと思ったのか、それほど時間を置かずに眠ってしまったと思います。

朝起きて洗面と身支度を済ませ、1階のレストランで2人の先輩と落ち合って一緒に食事を取りました。

私の部屋から一番遠い部屋に宿泊していた先輩が寝不足のような顔をしていた様には思いますが、枕が変わると寝れない人もいらっしゃるのであまり気にしていませんでしたが、私が深夜に体験したことを話し始めたら、その寝不足の先輩が「それ、俺も見た!」と言い出すではありませんか・・・

聞くと時刻もほぼ一緒。

先輩は怖くて一睡も出来なかったと言い、やはり大きな音がして光が走ったのを見たとのこと。しかも、右から左に壁を突き抜けて行ったっと言うのです。

右から左?ちょっと待てくださいよ!

私の部屋は○○さんから見たら右3部屋先。「えっ?つまり私の部屋を突き抜けて○○さんの部屋も突き抜けて、ずーっと先の部屋のその先まで行ったのかー?ホテルを突き抜けて行ったのかー!!」って話になり、私の左隣の先輩は気づかなかったのか聞くと、「いや、何も無かったと思うよ」という返事。

「あんな大きな音がしたのに目が覚めてないの?幸せな人やねー。やっぱ○○先輩らしいなー。」て感じで、笑い話しになってそこで話は終わりっ出社しました。

二日目の打ち合わせも終わり、また3人でそのホテルのそれぞれの部屋に戻りました。

先輩が寝不足だったのもあって普段なら夕食を一緒に取るのですが、その日は飲もうなんて話は出なかったので一人で食事を済ませ、シャワーを浴びてテレビを見て時間を過ごしてました。

部屋に戻るのは気が進まなかったのですが、何かあったら壁を叩いて隣の無頓着な先輩を起こせばいいや、みたいな何となく安心感があったのでしょうか、その不思議な体験のことをあまり気にしていなかった気がします。

テレビを見ながら襲って来る眠気に身を任せて眠りにつきました。




何時頃の出来事だったのかあまり覚えていませんが、深夜に突然、『うわーっ、来る、来る、来る、来たー』って感じ(この感じ、敏太郎先生はお分かりですよね)で金縛りに遭ったんです。

今度はいつも通りに体の自由は全く利きません。ですが眼は開けられました。

眼をそーっと開けてドアの方に視線を移し、、、「うわーっつ!!!!」勿論、声も出ませんが。

ベッドに横たわる私の足元に女の人の霊が立っているー。

20代後半から30代前半位の髪が肩下まであり、浴衣を着たやせ型の女性が立っています。

勿論、ビジネスホテルのシングルベッド。足元に別の人が乗れる様な長さはありません。浮いて立っていたんですね。

その女性が私の足元からすーっと上半身側にスライドするように移動してきました。イケメンな私ではありませんが、強チン(ピーですね)されるって思ったんです。

実は寮に住んでいた20代の頃に霊感がある後輩が「寮で女性の霊に襲われてエッチした、気持ち良かったー」なんて話を聞いていましたが、同時に命を縮めるって話も聞いていました。

『これはやばい!何とかせねば』

体の自由も効かないので、とりあえずお経を唱えたか気合を入れたか何かをやったと思いますが、そのまま気絶して朝を迎えていました。

二日連続のおかしな現象。それまでこのホテルは何度も利用していましたがこんな事は初めてでした。

愛夢さんは子供の歌声を耳元で聞きながら寝たという、何とも肝っ玉の据わった話でホテルフロントに訊かなかったといわれましたが、私はさすがに訊きました。

先輩方が怖がらない様にホテルの方にそっと訊くつもりでしたが、気が付いた先輩方にその話をしたらぎょっとしていました。

事実確認をしたかったし、部屋を変えてもらいたかったので マネージャーの方を呼んで体験した状況を話しながら飛び降り自殺された方がいないのか探りを入れましたが、当然ながらyesという返事も聞けませんでした。

事実があったのか無かったのかは今も不明ですが、ホテルの浴衣を着ておられた霊体ということで そこにご縁のある霊体とは思えました。

ホテルは毎回、出張先の総務で手配して頂いていたので、親しくさせて頂いていた総務課課長さん(ご本人の父親さんはその町の町長さん)にこの事を話して、自殺事件が無かったのか聞いたのですが、ご本人も知らないと言い、調べてみるからと言われました。とりあえす聞き込みを頼んで仕事に入りました。

その日、その事は忘れて仕事をしていたのですが 帰り近くになってその課長さんから呼ばれて「ホテル変えたから、そっちに移動して下さいね。」って突然言われました。

「やっぱり自殺事件があったんですか?」って聞いたのですが、課長さんは「自殺事件があったかどうかはわからなかったけど、そんなホテルに泊まっても眠れないでしょう?だからホテルを変えた方が良いと思ってそうした」って言われ、3人は帰りにホテルに荷物を取りに行き、違うホテルに移動し残り2日をそこに宿泊しました。

先輩方には何とも迷惑をかけた変な話だったのですが、そんな体験ががありました。

そのホテルは今でも営業されておりますが、いま調べてもネットにそれらしい記事や噂もありませんでした。今では部屋を走った光は もしかしたらUFOだったのかもしれないとも思えますが たまたま関係ない2つの不思議体験をしてしまったのか、その光が御霊さんと関係があったのかは今もわかりません。

今回の話は以上になります。

(アトラスラジオ・リスナー投稿 Bambooyaさん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Day Of Victory Stu. / Adobe Stock