UFO・UMA

今再び注目を集めて大活躍!!日本を代表する獣人型UMA「ヒバゴン」

1970年7月20日、庄原町(旧比婆郡)西城町の比婆山麓で謎の類人猿と思しき生物が初めて目撃された。

身長はおよそ1.5メートル、顔は逆三角形で全身毛むくじゃら、二足歩行であったというこの生物は、目撃地である比婆山の名前から「ヒバゴン」と名付けられた。その後、1974年ごろまで目撃情報が相次いだものの、その後の目撃報告が途絶えたまま半世紀が過ぎている状態となっている。

発端は、山間部のダム付近をトラックで運転していた男性に始まるという。広島県内でもかなり山奥に位置する人の出入りもほとんどない区域で、山道を横切るチンパンジーあるいはゴリラのような謎の生き物が目撃されたのだ。その3日後には、同地区の農家の男性が、頭部が異様に大きく全身が黒い体毛で覆われている人型の奇妙な存在と遭遇したという。

目撃証言は、この2件の報告以降続出することとなった。同年12月には比婆山系吾妻山で、およそ12件もの雪上の足跡が発見された。1974年8月15日には、濁川町の県道付近で四足歩行・二足歩行を繰り返すヒバゴンが目撃され、そのヒバゴンの姿が初めて写真に収められることとなった。

しかし、ヒバゴンが撮影されたこの場所にて、10月11日に目撃報告がなされて以降、ヒバゴンの目撃が報告されることはなかった。また、撮影されたヒバゴンの写真はきわめて不鮮明なものであり、のちに撮影者本人ですら「サルだ」と否定的な態度をとるに至った。




ヒバゴンの正体については、ニホンザルの誤認ではないかとも言われているが、その体のサイズや逆三角であったという顔の輪郭とつり目であったというような点や、山に慣れ親しんだ人物による目撃情報であったことからニホンザルであることを否定する意見も見られている。

一説には、戦時中に動物園で飼育されていた類人猿が、脱走あるいは殺傷処分を避けるために放たれた末に山中で成長した姿ではないかという意見もある。

ヒバゴン目撃の話題は日本中に広まり、全国から目撃者に対するマスコミ取材も殺到し、日常生活に支障をきたすまでになった。この当時、町役場から目撃者に対して迷惑料5000円が支給されたそうだが、UMAに絡んで行政からお金が動いたというこの事態は、極めて異例の事態とも言えるものであった。

ヒバゴンは、目撃が恐れられていた一方で、特に被害もなく騒動も落ち着いたことから、ご当地西城町では町興しの「公式キャラクター」として、ヒバゴンの名を冠したグッズや特産物が出されている。

2023年に広島西城町観光協会がヒバゴン探検隊の参加者をSNSで全国から募集をかけるなど、はじめの目撃からおよそ半世紀を経た今、新たな動きを見せ始めた。さらに同年9月には、プロレスラー雷神矢口が立ち上げた「怪獣プロレス」の旗揚げ戦が行なわれ、その中でヒバゴンが矢口とシングルマッチも行なわれ大いに盛り上がることとなった。

観光資源としても一役買い、半世紀を経て再び注目され始めたヒバゴンの今後の展開に大いに期待したいものである。

【参考記事・文献】
広島の獣人系UMA「ヒバゴン」が半世紀経て再注目 地元観光協会が「探検隊」募集、プロレス参戦も!?
https://yorozoonews.jp/article/14957750
広島県比婆郡に現れた類人猿型UMAヒバゴンの正体に迫る
https://chahoo.jp/hibagon/
「あの当時のわくわくするようなプロレスをもう一度」謎の珍獣・怪獣大集合!バークリー音楽大学卒の異色のレスラーが“怪獣プロレス”を旗揚げし子どもたちへプロレスの魅力を発信!
https://news.yahoo.co.jp/articles/2169284fe5e63ce4221eaa76ea6048a900eea037
ヒバゴン(UMA)は広島に実在?写真と目撃場所・死骸と正体・映画もまとめ
https://wondia.net/hibagon

【アトラスラジオ関連動画】

(ZENMAI 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Photo credit: capt_tain Tom on Visualhunt.com