ばぁーばぁ1号でございます。
私が高校1年生のときに1泊2日の校内オリエンテーションがありました。夜肝試しがあり、先生方がこの学校で起きる不思議な話しを、「人の居ない音楽室のビアノが鳴る」「地下のトイレの4番目に入ると出れない」「東の2階の階段の鏡に姿が映らない」「人の居ない美術室から人の話声がする」・・・等など、先生方の怖そうな顔で話すと、教室のあちらこちらで、やだーとか笑い声混じりの悲鳴。
あぁ~~出た、学校の七不思議。反抗期の私は、『バカみたい!欠席すれば良かった』と冷めていました。
カタカナのコの字型の4階建ての3階の教室から2人一組、1階の昇降口のカゴに自分の名前カードを置き反対側の階段から帰って来る。肝試しも中盤あちらこちらで『キャーやだー』など聞こえました。
うしろの子が、急に手を引っ張り恐い顔耳元で「今日貴女辞めたほうがいい。仮病で私も辞めるから」と言い、『なんだこの人?でもちょうどいい』と先生に不参加を伝え、寝る教室に二人で移動しました。
これが、Jちゃんとの出会いでした
Jちゃんは、「やだなー今夜は、疲れそう」とかブツブツ言ってましたが、私は『変な子。まあ~いいや』。そして皆戻って来ると、「怖がり過ぎるよ、バカじゃん」「鏡もちゃんと映ってたし、面白かったよ」とか・・・
『へー、良かったね。バカなのは、どっちよ!』と心の中で呟きながら、イライラしながらも寝てしまい、肩を揺すられ起きると数人の子が目を開け何か言いながら、部屋をゆっくり歩いていました。
・・・なにこれ夢?恐い・・・
頭がパニック、Jちゃんは「シッ目合わせないで」
『いやいや見ちゃうでしょ、あれ声が出ない』
そのうちあちらこちらで人が起き出し、叫び声やら先生呼んでとか‥ヒステリー?状態。
Jちゃんに引っ張られ部屋の外に。「こうなるとダメだね。触らぬ神に祟りなしだよ」
そして先生方も駆けつけ、叫び声も収まり部屋に入るよう言われると何人か失神していて、救急車で運ばれ、先生方が何か話していましたか、Jちゃん以外ほとんどの人が泣いていたり震えていた気がします。
朝、早目の解散となり、後日2階の階段の鏡はヒビが入って、オリエンテーション前に外してあったそうです。
Jちゃんが、「貴女怖がりだから、教えてあげた」と笑っていました。救急搬送された4人は、その後会う事なく、自主退学しましたが、1人は整形手術に失敗したと思い込み父娘心中したとその子の友人から聴かされました。
卒業後、Jちゃんが亡くなった子の写真を見て「どの写真も彼女目を閉じてるんだよね」と言いました。
見返すと、顔は笑っているのに総て目は閉じていました。
(アトラスラジオ・リスナー投稿 ばぁーばぁ1号さん ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 YosD / photoAC