イギリスにてビルの一室で大量殺人が起きたという付近住民からの通報を受け、大勢の警官が押し寄せるという事件が起こった。
この事件は8日水曜日の夕方、チャペル・セント・レオナーズのコミュニティーにあるシースケープ・カフェで発生。通報によれば、薄暗い部屋で大勢の人が床に転がって微動だにしない中、白いローブのようなものを着た人物がうろうろと動き回っていたそうで、通報者は儀式的な大量殺人か何やら奇妙な犯罪が中で起きているのではないかと考えたそうだ。
だが、現場に急行した警察は目の前の光景を見て拍子抜けすることとなった。
実は当時、現場のカフェで行われていたのはヨガ教室。インストラクターのミリー・ロウズさんがセッションを行っていた最中で、最後の30分になったため彼女の7人の生徒は「死体のポーズ」をとり、彼女がドラムを叩きながらキャンドルの灯る部屋の中を歩き回っていたという。
参加者にとってはリラックスできるものだったが、なにも知らない人がその光景を目にした場合は「何かの儀式に出くわしたのか」と勘違いしても仕方なかったかもしれない。
ロウズさんも「勘違いしたらしい目撃者」には気づいていたようで、「犬を連れたカップルが窓際までやってきて、中を覗いていたのを覚えています。30分ほどしてヨガ教室の生徒たちがビルを出た後、5台のパトカーがサイレンを鳴らしながらカフェに近づいてきました」と当時の様子を語っている。
ロウズさんからすればとんだ勘違いだったが、本人はこの状況を「ちょっとシュールでおかしい」と語っていて、同時に動揺したであろうカップルに同情を示したという。
Police raided a yoga class thinking the participants were victims of a "mass murder".
Yoga instructor Millie Laws tells @MattChorley she’s going to have to start putting up warning signs about her classes #TimesRadio pic.twitter.com/1I1N4taG60
— Times Radio (@TimesRadio) September 8, 2023
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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