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テレポーテーションは理想と大違い?不都合な瞬間移動の現実

テレポーテンションいわゆる瞬間移動は、多くの人がフィクションなどを通して一度は憧れる現象だろう。

現代の量子論では、量子レベルのテレポーテーションはすでに確認されており、数十年すれば人間のテレポーテーションも可能になるだろうと語る理論物理学者もいる。

その一方で、テレポーテーションの事例として挙げられる過去の出来事は、どういうわけか我々の期待と想像に応える物語とは程遠いことの方が多い。

記録としては、1593年スペイン人の兵士ヒル・ベレスが、警備勤務の際に休息を終えるため目を開けるとそこはなんとメキシコシティーであり、悪魔の遣いと疑われて投獄されるという事件があったという。

1952年の西インド諸島ハイチでは、その地に建つシタデル城を調査に訪れたメンバーの一人と、その城の管理人がともに離れた場所で別々で発見され死亡しているという、今もなお未解決となっている不可解な事件が発生した。

そしてテレポーテーション事例の中でも、1943年にアメリカのペンシルベニア州で行なわれた米海軍による軍事実験、通称『フィラデルフィア実験』はあまりにも有名だ。駆逐艦がレーダーに映ることを防ぐためのステルス実験を行なった結果、突如として駆逐艦が姿を消し360km離れたバージニア州の船渠で発見されたというものだ。

現場は、船員が自然発火したり金属にめり込んでいたりといった衝撃的な光景であったとされているが、公式な記録は残っていないため、この実験自体が捏造ではないかとも言われている。

どうにもテレポーテーションに不安を抱かずにいられない例の数々ではあるが、さらに追い打ちをかける話がある。量子論から解釈されるテレポーテーションの原理によると、「物体がそのまま移動する」のではなく「発進地点で一度分解されて、到着地点で再生される」ことになり、その場合テレポーテーションしたあとの自分が、元の自分であるという確証はないというのだ。

将来のテレポーテーションは、果たして我々の望むような技術となるのだろうか。

参考記事 http://ww5.tiki.ne.jp/~qyoshida/kaiki/47sitadel.htm
     https://leisurego.jp/archives/169111

(にぅま 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Maximusdn / Adobe Stock

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