北米大陸にはサルが生息していない。しかしフロリダ州にて、住宅街をサルが歩き回っている様子が複数の住人に目撃され、当局が調査に乗り出す事態になっている。
この奇妙な事件は、フロリダ州のオレンジ市警がSNSにて8月半ばからで場違いなサルについて複数の住民から通報を受けたため、注意を促したことから明るみに出た。目撃者のキム・ビアロボスさんは地元テレビ局の取材に対して、彼女がシフト・マネージャーとして働いているファストフード店「ポパイズ」の外をアカゲザルと思われる動物がウロウロしている様子を目撃した時、「こんなことはありえないという感じでした」と思ったという。
ビアロボスさんは幸いにも、サルがフェンスをよじ登って視界から消える直前に、写真にとらえることに成功した。彼女の目から見て、その動物は「とても手入れが行き届いているように見えた」という。
「健康そうで、野生のサルには見えませんでした」
また、サルは交通量の多い道路に向かって走らないように意識していた様子がうかがえたため、躾の行き届いた賢い生き物であると思ったという。
彼女以外にも、半径3マイル以内の少なくとも6人の住民が、ここ数日の間に謎のサルを目撃したと報告している。
今のところ、このサルがどこから来たのかについては謎のままだ。オレンジ市警察署によれば、ペットが逃げ出したという報告も受けていないし、近くの動物園や保護区から逃げて来たという兆候もないという。
オレンジ市警は、このサルがまだ逃走中であることから、住民に対し”危険である可能性もあるので、接触を避けるように “と呼びかけている。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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