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【ビックリ事件】「オレはスパイダーマンになる!」猛毒蜘蛛に自分を噛ませた少年

数年前に日本で猛毒を持つ外来種のクモ、セアカゴケグモに対する注意喚起が全国的に行われた。今では日本でも生息域を増やしているようで、度々背中に赤い模様のあるクモを見つけても触れないようにと言われる。というのも、日本ではあまり事例を聞かないが、原産地では実際に死亡事例も報告されているからだ。

先日、ボリビアにてある少年が猛毒を持つクロゴケグモに噛まれて病院に運ばれる事態になった。しかし後の調査で噛まれてしまった驚くべき理由が明らかになった。

報道によれば、ボリビアのビチュロマに住む8歳の少年が、近くの川で岩の下に隠れているクロゴケグモを発見。帰宅後、少年は全身にひどい痛みと筋肉の収縮に悩まされることとなった。異変に気づいた母親が問い詰めるも、少年はクモに噛まれた理由を話すのを嫌がった。

しかし症状が悪化するにつれ、ついに白状したのである。少年はすぐに病院に運ばれ、毒を打ち消す解毒剤を投与された。




「私たちは非常に心配しています。というのも、回復後の子供の反応や分析から、彼がある単純な目的のためにクモの巣を使っていたことがわかったからです」と、オルーロ保健局の人獣共通感染症プログラムの責任者であるエルネスト・バスケスはメディアの取材に語った。

少年がわざと猛毒を持つクモに噛まれた理由・・・それはなんと「スパイダーマンになりたかった」からだった。

アメコミ発のヒーローとして有名なスパイダーマンは、特殊なクモに噛まれてしまったことでクモの能力を得たという設定がある。この8歳の少年も指の先から網を出したりする能力を得たくてクロゴケグモの力を借りようとしたのだ。

勿論、致命的な毒を持つクモに噛まれたからといって超能力が身につくわけではないことは言うまでもないが、幼くて多感な少年がその事実に重い至らなかったのも無理はないかもしれない。

幸い少年は5日間の入院の後、回復して家に帰ったという。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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