先住民族と友好を結ぼうとしたアマゾン探検家の恐ろしい結末

アマゾンの熱帯雨林の奥地や離島などには、未だに石器時代と変わらない生活を送っている少数民族が住んでいると言われる。

こういった少数民族や先住民族を研究する人々も少なからず存在している。生態学者のポール・ロゾリー氏は、ジャングルの僻地へのフィールドワークを定期的に行っている人物の一人だが、先住民族と安易に接触しようとすることについては警告している。

熱帯雨林の奥地にわずかに残る部族は、事実上石器時代のような生活を送っているが、彼らのテリトリーは伐採業者の脅威にさらされ減少の一途を辿っている。部族の人々は近代的な武器を持っていないが、ロゾリー氏によれば「彼らの持つ矢は、伐採業者の散弾銃よりも射程距離が長い」という。

こういった先住民族は何万年もの間、他の人類から隔離されてきたため、彼らの法律や習慣を部外者が理解することはほとんど不可能だという。ポッドキャスターのジュリアン・ドリー氏によれば、相互不理解が故に災いを招くこともあるという。




「マヌ国立公園の郊外での話なんだけど、ある地元の男が……ジャングルに入っていって、バナナの山を置いていったんだ」この男性はジャングルに定住しない狩猟採集の先住民族に食料を提供するだけでなく、他の便利なものを置いていくなどして交流を試みたらしい。

男性は金属を持たず、車輪も持たず、スプーンも持ったことがない先住民族にバナナや鉈などを送り続けた。食料と道具を置き続けて約1年後、男は部族の信頼を得たかもしれないと思って接触を試みたという。

「しばらくして、彼は実際に彼らと交流できるようになった。彼は彼らの言葉を少ししか話せなかったが、交流を続けていた。しかしある日、彼の体からヤマアラシの針で作った矢のようなものが突き刺さっている状態で亡くなっているのが発見された。なぜ彼が殺されたのかはわからない。彼は先住民族らを愛し、助けていたのは間違いないのだが、彼が何かをしたことを先住民族は脅威と解釈したために、即座に殺されてしまったのです」とロゾリー氏は語る。

どれだけ分かり合えたと思っても、互いに言葉や文化を完全に理解できていない先住民族との間には絶望的な断絶があるとロゾリー氏は語る。単なる異文化理解では片付けられない側面が確かに存在しているのだ。

(勝木孝幸 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Photo credit: Guto de Lima on Visualhunt

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