7月半ばより、ウルグアイの海岸に大量のマゼランペンギンが打ち上げられて話題になっている。
報道によると、打ち上げられているのはマゼランペンギンで大半が幼鳥。10日前からウルグアイ東部の海岸に打ち上げられ始め、現状では海岸線に沿って2000羽以上が発見されている。
科学者たちは死因を特定するために多くの検査を行なったが、今のところ鳥の大量死の原因として最も一般的とされる鳥インフルエンザの可能性は除外されている。
ウルグアイ環境省のカルメン・レイザゴエン氏は、「これは水中での死亡事故です。90パーセントは若い個体で、脂肪を蓄えることなく、胃の中も空っぽの状態でやってきています」と説明している。
ペンギンは冬になると移動することが知られており、海岸から数百キロ離れた場所に生息していることも多い。渡りに失敗することも珍しくないが、今年は例年よりはるかに多いという。
気候変動の結果、渡りに失敗したり環境に適応できなくなって死亡する事例も報告されているが、今回のペンギンの大量死も関係しているのだろうか。
Officials have ruled out avian flu and said 90 per cent of the juvenile Magellanics had empty stomachs and no fat reserves https://t.co/fGpyUeW1Du
— The Telegraph (@Telegraph) July 24, 2023
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)