UFO

米国防総省のUFO対策オフィスが今年も予算確保、調査継続へ

アメリカ政府の公式UFO調査オフィスこと全領域異常解決局(AARO)は、国防総省の新しいUFOに特化した部門だ。このオフィスはアメリカ海軍のパイロットがアメリカ沖で極端なスピードで移動する未知の物体を追跡(さらには記録)していたことが明らかになった後で専門的な調査を行うために設立された。

調査対象が未確認航空現象(UAP)という雲を掴むようなものであるが、AAROは海、空、宇宙での未確認物体の監視を続けており、また省外の専門機関にUAPの分析や調査を依頼してもいる。

一方でこのようなUAP調査部門に公的予算がつくのか心配になる所だが、2024年国防授権法の上院軍事委員会のマークアップで追加予算が盛り込まれたことが判明したため、少なくとも今のところ、全領域異常解決局(AARO)の財政面の問題は解決されたようだ。今回の予算については今年2月にアメリカ各地で目撃された謎の気球騒動も手伝っているものとみられている。




「現在、我が国(※アメリカ)への敵国からの攻撃は増加の一途をたどっており、中国のスパイ気球のような事件も起きています。国土上空や海外で活動する米軍周辺の空域をしっかりと認識することは、わが国の安全保障にとって極めて重要です。

このオフィスは、米国に対する脅威や危険を統合し解決する機会を提供すると同時に、米国民に対する透明性を高め、国民の関心が高いこの問題に対する汚名を減らすものです」と、ニューヨーク選出の民主党議員であるカーステン・ギリブランド上院議員は語っている。

なお、全領域異常解決局(AARO)に割り当てられる実際の金額は、機密扱いとのことだ。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

Photo credit: ChuckHolton on VisualHunt