地球に一番近い惑星である火星では、これまでに地表上に奇妙なものが存在している様子が探査衛星や探査機によって発見、報告されて話題になっている。
13日月曜日にNASAの探査機キュリオシティのローバーが捉えていたものは、不毛の地である火星には似つかわしくない、人工物の破片のような物体だった。
この小さな物体は、火星調査を行うNASAの科学者たちの間でも話題になり、奇妙な断片が何であるか議論の対象となった。そして最終的に正体を突き止めるに至ったという。
関連動画
Metal object Moves on Mars, Curiosity Rover, Mars Anomalies, Dust Storm Time-Lapse Aug 2018
キュリオシティのローバーのカメラが月曜日(2018年8月13日)に撮影した画像には、マスキングテープや剥がれた塗料を思わせる薄片が映っていた。
科学者らは当初、これを火星探査機やローバーから剥離したの破片の一部と推測していた。しかし、分析の結果それが立派な自然物であると判明したというのだ。
これはキュリオシティに内臓されたレーザーと分光器の分析結果によるもので、非常に薄い岩石のかけらであり、最近出来たものである可能性が高いという結論が出たとのこと。
見た目は人工物に似ているが、人為的に手が加えられた痕跡は確認できないという事だった。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©NASA NASA Jet Propulsion Laboratory Malin Space Science Systems