連日猛暑が続く日本列島。これは日本に限ったことではなく、世界各地で記録を超える猛暑日が続いている。欧州では高気圧の停滞のため平年より3〜6度気温が上昇し、雨が降らないため水不足も深刻化している。北米大陸ではアメリカのカリフォルニア州デス・バレーで52度の気温を観測するなど、世界各地で暑さによる影響が懸念されている。
アメリカのフロリダ州南西部では赤潮を観測。この赤潮は昨年の10月から多発しており、魚など海洋生物にも悪影響が出ていておよそ100頭近い海亀が浜辺に打ち上げられ半数以上が死亡しているという自体にもなっている。フロリダ当局は2017年からの赤潮を例年まれに見る最悪のケースであるとし、毒素も高いため喘息など呼吸器疾患を持つ人は近づかないようにと警告を重ねていた。酷い時には海がまるで血のように赤く染まる時もあったという。
そんなアメリカに起きている環境異変の現状から、「これは世界の終わりが近づいていることの証左にほかならない」と主張する人もいる。
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Prophecy Now: “Blood Moon Brings Apocalyptic HEAT WAVE On Earth”
キリスト教説教師ポール・ベグリー氏は、2018年に確認されたブラッドムーンや、アメリカ各地や欧州で発生する猛暑により引き起こされた大規模な山火事など、様々な自然現象が最近立て続けに起きているのは聖書に記された「世界の終わり」が近いことの現れであると主張。
聖書の黙示録にも御遣いがラッパを吹くと「海の三分の一が血に変わり、海の生き物の三分の一が死ぬ」などの描写がなされている。現在の地球に起こっている事は聖書に書かれた通りであり、最後の日も近いと結論づけたのである。
彼はこの主張を自身のYoutubeチャンネルにて紹介している。その反響は大きく、1日足らずで約17,000回の再生回数を記録している。視聴者からは終末を恐れる声もあるが、そこまで大げさにとる必要はないのでは、とする冷静な声も上がっている。実際、ブラッドムーンも皆既月食で夜空に浮かぶ月が赤銅色に見える現象であるし、赤潮も工業排水や海水温の上昇などで藻類が異常繁殖した結果にすぎない。
果たして、彼の言うとおり「黙示録」の終末は近づいているのだろうか。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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