各県や市町村には、県鳥や県花など郷土を代表するシンボルとなる樹や花、鳥が選ばれている。同様の例は海外でも存在しており、その地方や地域を象徴する生物が州や件の生物として選ばれている事が多い。
そんな「地域の生物」に、未確認生物が選ばれるという事例が発生した。選ばれた生物は北米大陸を代表する未確認生物のビッグフット。このUMAがニューヨーク州北部の小さな町ホワイトホールを代表する生物として選ばれたのだ。
これはビッグフット・ツーリズム・カウンシルのでイブ・モレンナー氏より提案されたもので、町長のフィル・スミス氏は、9月の最後の土曜日を正式に「サスクワッチの日」として認定、サスカッチはホワイトホールを代表する生物として打ち出していく予定だという。
実際、この小さな村では1976年に3人が「7フィートから8フィートもの大きさの猿のような生き物が車に向かってくるのを目撃した」事例をはじめ、多くの人による目撃例が存在している。
未確認生物を町の目玉にする事は珍しいことではない。同じアメリカのウェストバージニア州ポイント・プレザントは「不幸の前兆」ともされる未確認生物モスマンを町の名物として活用しているし、日本でも広島県の比婆山で目撃されたヒバゴンは現在マスコットとしても認知され、県内を中心に各地できぐるみが活躍している。
このように未確認生物や伝説、妖怪などを観光の目玉として取り込むことはクリプトツーリズムといい、海外を中心に頻繁に行われているものだ。今回のビッグフットが「町を象徴する動物」として選ばれたのも、その一環であるといえる。
このニュースは地元でも話題になっており、既に町の中にはビッグフットの像などが複数建てられているという。そしてビッグフットを活用した町おこしは成功するのか、多くの人が注目している。
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Bigfoot footage from Western NY Bigfoot.
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Tri Diver YouTube