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14年前未解決事件が急展開!岡山・津山小3女児殺害事件、犯人は服役中の男

14年前に岡山県で発生した未解決事件が急展開し、犯人が逮捕されるに至った。

5月30日午前9時頃、岡山県警捜査員は別件で岡山刑務所に服役中だった勝田州彦容疑者(39)を殺人の疑いで逮捕している。

今から14年前の2004年9月3日、岡山県津山市で当時小学三年生の筒塩侑子ちゃんが胸など数ヶ所を刺されて殺害されるという事件が発生した。第一発見者は帰宅した高校生の姉が胸から血を流して倒れている侑子ちゃんを発見。犯行時間は学校から帰宅してのわずか20分ほどとみられており、当時家には他に誰もおらず、家に押し入ってきた何者かによって殺害されたと考えられていた。




岡山県警は合計で6万人の捜査員を導入するも、目撃証言が乏しく、また犯行に用いられた凶器なども発見されなかったことから、長らく未解決事件となっていた。

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岡山・津山の女児殺害 服役中の39歳男を30日逮捕へ(18/05/30)

今回逮捕された勝田容疑者は3年前の2015年に兵庫県姫路市で女子中学生への傷害容疑による懲役10年の罪で服役中だった。兵庫県の事件では逃げようとする女子中学生に対し、ナイフで腰や腹など数ヶ所を突き刺し、全治1ヶ月の重症を負わせ殺人未遂の罪で懲役が確定していた。

勝田容疑者は9年前にも小学1年生の女の子を殴り、大怪我をさせるなど複数の女児に暴行を加えたとして傷害罪になっている。




勝田容疑者には中学時代にいじめに遭った経験から、イライラした時は自分の腹を傷つけるなど自傷行為を行うと気分が落ち着いたと証言しており、自傷行為は腹部の傷が腸に達するほど深いものになったことで医師に止められたとも述べている。

勝田容疑者は以前の犯行の際に、「女の子が苦しむ姿を見たかった」「女の子がお腹から血を流している様子が見たかった」等とも証言しており、これらの理由から少女を狙って犯行を繰り返していたとみられている。

警察は勝田容疑者の過去の犯罪歴から捜査を進めて、また容疑者が犯行をほのめかしたことから今回の逮捕に至ったようだ。

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(勝木孝幸 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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