5月21日、エベレスト山頂を目指していた登山家の栗城史多(くりきのぶかつ)さんが5月21日朝、エベレストで亡くなった。35歳だった。
報道によると栗城さんは体調不良につき、登頂を途中で断念し下山を決意。別動していた撮影隊が21日朝、最後に無線連絡のあった7000メートル前後で遺体が発見された。栗城さんは、2012年のエベレスト登頂で凍傷になり手の指9本失った後、14年に復帰。エベレスト登頂は今回が8度目の挑戦だった。
栗城さんの所属事務所は同日15時13分に栗城さんの訃報を伝えるブログを更新。ブログのエントリーは栗城の事務所の代表者が代筆したのだが、その際に所属事務所の代表者の名前が一部で注目を集めることになった。
その代表者の氏名というのが小林幸子さんといい、「おもいで酒」などのヒット曲で知られた同名の歌手・小林幸子と同性同名だったのである。
そのため、ネットでは「あの小林幸子が栗城さんの事務所の代表?」「歌手と登山家にどんな関係が…」と思わぬ形で注目を集めてしまった。
なお、補足しておくが栗城事務所の小林幸子さんは、栗城さんの元秘書として活動していた人物であり、歌手・小林幸子とは同姓同名の全くの別人である。
また余談ではあるが、小林幸子という名前の人物は全国400人~500人程度いるといわれ、「小林」も「幸子」も凡庸な名前のため、同姓同名のフィギュアスケート選手なども実際に存在するのである。
その一方、一般的知名度の高い歌手の方の小林幸子はなんと芸名であり、本名は「小」の付かない「林幸子」だという。意外な事実である。
(江戸前ライダー ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
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