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【昭和芸能事件】伝説の横綱・大鵬の母が行方不明!その驚きの生還方法…

日馬富士の暴行事件や貴乃花の降格など、何かと暗い話題の多い大相撲界隈だが、2018年1月にはお目出度いニュースもあった。昭和時代に活躍した伝説の横綱「大鵬」の孫の埼玉栄高相撲部3年の納谷幸之介が大嶽部屋へ正式入門。四股名「納谷」としてデビューしたのだ。

納谷は祖父に大鵬、父に貴闘力(元東関脇)という親子3代に渡る力士の家系で18歳ながら188センチ、170キロの巨体を所有。早くも「将来の横綱候補」とも噂されている。




さて、そんな角界のサラブレッド「納谷」だが、彼の祖父である大鵬の母親…つまり納谷から見てひいおばあちゃんにあたる人物もなかなかの大人物だったようだ。

1969年(昭和44年)8月30日、北海道札幌市に住んでいる大鵬の母、納谷キヨさん(当時69歳)がお昼過ぎ、自宅から裏山へ出かけたところ夜になっても帰ってくることなく、行方不明になってしまったのだ。

当時、大鵬は人気絶頂の大横綱で「大鵬のおかあさん行方不明」は全国紙の新聞でも大々的に報じられた。行方不明になった8月は気温の心配こそなかったが、キヨさんが行方不明になった裏山にはヒグマの出没情報が寄せられており、クマの被害が危惧されていた。

そして救援隊の必死の捜索が続き、翌8月31日の朝、キヨさんは裏山の入口から4キロ離れた場所で元気な姿で何事もなく発見された。

キヨさんによると道に迷った際、クマ対策と体温維持のため大木の下で焚き火をし、野営して過ごしていたという。救助に当たった救援隊も、発見されたキヨさんのあまりの気丈夫ぶりに「とても69歳の女性とは思えない」とビックリしていたという。




さすがは優勝32回という前人未踏の記録を樹立した男の母である。その後、キヨさんは1973年に73歳で亡くなるが、その最後も横綱の母として非常に立派なものであったという。

さて、大鵬、貴闘力、そして最強の母・納谷キヨの遺伝子を継いだ新人力士・納谷はこれから角界でどんな活躍をしてくれるのだろうか・・・とても楽しみである。

(文:穂積昭雪 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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