今年1月から、アメリカのミシガン州を中心に「謎の火災」が何度か起きているという報告があった。
これはTwitterやFacebookでの書き込みを中心に騒ぎになっているもので、火災が起きる直前に「空からビームのようなもの」が来たと話しているというのだ。
ネット上で話題になっている画像には、確かに夜間の大規模な火災と、その真上にまっすぐ伸びる謎のぼんやりとした赤いビームのような光が確認できる。
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What Really Just Happened Over Michigan?
例えばデトロイト州で起きた火災では、ガレージ内に停めてあったピックアップトラックから出火したが、火災の原因は解らなかった。だが、火災の様子を遠くから写真に収めていた人物が後で写真を見返してみたところ、謎の赤い光の柱が写り込んでいたというのだ。
類似の写真は別の火災現場でも撮影されている。オハイオ州キャントンの石油精製所にて大規模な火災が発生したのだが、この時の様子を撮影した写真にも火から伸びる謎の赤い光線が捉えられていたのである。現場では爆発音のような大きな音が聞こえた事もあって、「UFOから照射されたビームによって火災が起きたのでは!?」とする噂が流れているのだ。
だが、この謎の赤い光については簡単に説明がつくという。
気温の低い日に、遠くに存在する光源が上空の薄い雲に反射することで、細く長い光の柱が立つように見えるのだ。運が良ければスマートフォン等で撮影する事も可能だという。火災現場で撮影された写真もこの光柱現象を捉えたものとみるのが妥当なようだ。
しかし見た目がショッキングであることや、創作の世界に出てくるビーム兵器を彷彿とさせる事もあって、ネット上では陰謀論とともに出回り、拡散しているようだ。
(加藤史規 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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