芸人の土田晃之と言えば、家電やガンダムに詳しく、サッカーの分析も鋭いマルチタレントである。かくいう筆者の甥っ子と彼の子供は学校で隣のクラスだったりもする。何度か仕事でも共演させていただいたが、かなり頭が良いタレントさんだ。他にもおニャン子クラブの熱狂的なファンだった事は有名な話であり、中でも工藤静香のファンとしてはかなり有名な部類だ。
北海道を家族旅行で回っている最中に、一人だけ工藤のコンサートへと行きたいがために、飛行機で関東まで勝手に帰ってしまったことにより、父親を激怒させてしまったこともある。まさに筋金入りのファンといえよう。
全盛期の工藤を見て育っているだけに、日ごろからアイドルに対する審美眼が厳しく、アイドル25歳限界説を唱えている。
2018年2月12日、TBS系列で放送された「歌のゴールデンヒット -青春のアイドル50年間-」において、土田の工藤に対する熱狂的なエピソードが披露された。
土田が中学生の頃、工藤が化粧品メーカーのコマーシャルに出ていた。その会社の化粧品を3000円分買うと工藤のポスターがもらえるのだが、ポスターは3種類もあって、土田としてはどうしても3種類全てコンプリートしたくなった。そこで友人らからいらなくなった漫画本を集め、古本屋に叩き売ってを何度か繰り返し、どうにかこうにか9000円を作って、化粧品を買ってポスターを集めたという。
しかし、熱狂的な工藤静香ファンである土田は、化粧品店に貼ってある非売品の特大ポスターが欲しくて仕方なかった。
そこで土田は来る日も来る日も化粧品店に通い、店の親父に「ポスターをくれ」と頼み続けた。その執念のお願い行脚は1ヵ月に及び、見事非売品ポスターをゲットすることができたらしい。
店主も毎日毎日、ヤンキーだった土田が通ってきたのはさぞや怖かったであろう。
なおアトラスでは過去に土田に関する記事を掲載している。「Uターン禁止の場所で、元U-turnの土田が事故」などが人気の記事である。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)