【業界都市伝説】局内で逮捕!ワイドショーに出演した男は指名手配中だった…





1月15日、アメリカのテレビ局CNNの報道によると、アメリカ・カリフォルニア州で約25年前に起きた未解決の殺人事件をめぐり、番組に出演した男性がテレビ放送中に自ら犯行を供述。その後、この男を含む3人が逮捕されるという珍しい出来事があった。

報道によると、この男はCNNの系列局KRCRに出演した際に神への信仰や罪悪感にさいなまれ、自身が殺人事件に関与したことなどを懺悔し、即逮捕となったという。

さて、今回のテレビ出演をきっかけに逮捕という事件は約45年ほど前、日本でも起こっていた記録が残っている。

1974年(昭和49年)2月7日発行の毎日新聞の社会面に「とんだ『ラーメン屋代表』テレビショーに詐欺男」というタイトルでテレビ番組に登場した人物が、出演をきっかけに逮捕されるという珍事件を報じていた。

記事によると、逮捕されたのは東京都葛飾区で屋台のラーメン屋を営んでいたK。

Kは当時、フジテレビで放送されていた朝の人気ワイドショー『小川宏ショー』(1965年~1982年)の「屋台大行進」というコーナーに出演。このコーナーはラーメン、おでん、焼き芋といった屋台を経営する事業主を集めて話を聞くという企画で、Kはラーメン屋の代表として登場していた。

Kは番組中「物価高騰のため、売上はキビしいが負けずにサービス第一でやっていきたい」との意気込みを語り、司会の小川も大いに感心していた。そしてその「屋台大行進」放送の真っ最中、当時のフジテレビがあった新宿区牛込(当時)の警察署から局宛に電話がかかってきたのだ。

「この男、全国指名手配されてますよ!」




なんと、ラーメン屋Kの正体はその頃全国で指名手配中の詐欺常習犯だったのだ。

Kは東京でラーメン屋を営む以前は京都に住んでいて、そこで知り合いの飲食店経営者に対して「私の良く知っている新卒中学生3人を従業員として手配しよう」などと持ちかけ準備金として現金約12万をだまし取るなどの罪に問われていた。

この日、詐欺にあった飲食店経営者はたまたま自宅で『小川宏ショー』を見ていて、まさしく自分を騙した詐欺男がテレビに生出演しているの発見し驚愕。

飲食店経営者はすぐさま地元警察署へ連絡し、その連絡は新宿区牛込署へと引き継がれて、Kは出番が終わったフジテレビの局内であえなく御用となった。

Kは屋台を引いていた葛飾区内では大きく蓄えたヒゲという風貌から「ヒゲのラーメン屋さん」として近隣住民から人気が高く、接客も丁寧だったことから周囲に推薦され『小川宏ショー』に出演したという。また出番終了後も共演者や番組スタッフに自慢のラーメンを振舞うなどしていたらしい。

当時Kはこの時の逮捕について「追われてるのはわかっていたんですが、まさかテレビから足がつくとは…」と肩を落として話したという。

Kが出演した『小川宏ショー』は常時10%以上を稼ぐ人気番組だった。多くの人が見ている番組で「見つかるとは思わなかった」とはあまりに思慮が足りないというか、稚拙というか・・・見事におマヌケな顛末であった。

(穂積昭雪 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

画像©写真素材足成

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