ロシアがソビエト連邦だった時代、外国からの情報の流入やソビエト連邦内部の情報の外部への流出は厳しく管理されていた。そんなソビエト連邦がロシアへと姿を変えたことで様々な情報が公開された。
当時のソビエト連邦にもUFO・宇宙人の目撃情報が存在していた事が明らかになったのだ。その中のあるUFO遭遇事件が物議を巻き起こすことになる。
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Mysterious UFO Landing in Voronezh, Russia (1989) – FindingUFO
1989年9月21日、首都モスクワの南に位置するボロネジ市にUFOが出現。UFOは度々現れ、ヴォロネジ一帯で20回以上にわたり市民に目撃されたのだ。そして同月23日夜7時過ぎ、団地内の公園で遊んでいた数人の子供らは、植え込みの木の上に停まっている赤く光るUFOを見たという。
UFOは子供達の前に降りてくると、底面が開き、中から3体の宇宙人が姿を現した。ひとりは身長1m前後、頭は大きく3つの光る目を持ち、腕は長く、ピッタリとした銀色の服を身に付けていた。そして手にはレンガのようなものを持っていたという。残る2人は身長が2mほどはあるが、頭のようなものが確認出来ず、四角い胴体に手足がついているだけという姿だった。
そして、小さい宇宙人が腰のベルトのようなものを触ると、大きな宇宙人はぎこちなく動きだし、3人で何か機械のようなものをいじっていた。しばらくそうした後、再びUFOに戻り、UFOは南の方角に飛んでいったという。
事件はこれだけではなかった。
この現場から遠く離れた場所でも少年とUFOの遭遇事件が起きる。突如空中に出現した楕円形のUFOが少年の前に不時着したという。そしてこの時UFOを見た少年が後に描いたスケッチが物議を呼ぶことになる。
以前アトラスでは「ウンモ星人」の記事で「王」のマークがついたUFOを紹介したが、あれから20年の歳月を経て、ソ連の少年が見たUFOにも同じ「王」のマークが描かれていたのである。
前回ウンモ星人のUFOはデタラメである可能性について触れたが、なんとそのUFOが再び発見されたのだ。しかも、今回発見された場所は情報統制が厳しいソ連である。当時、スペインのUFO写真などがソ連の人々に知れ渡っているはずは無い。
こうしてボロネジ事件はUFO史の中でも重要な事件として記録されているのである。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画 ©FindingUFO YouTube