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サウジアラビアにも存在した!「中東のストーンヘンジ」の謎

イングランド南部ソールズベリーに存在するストーンヘンジは、誰が何のために作成したのか解らない謎の遺跡として広く知られている。

最大で50トンにもなる巨石を円形に配置し、時には組み上げて作られたこの遺跡は紀元前3000年から紀元前1000年頃に何度か作成されたと見られている。古代の天文台だったとも、祭祀場として築かれたともされているが、正確な所はわかっていない。




このように巨石を用いて作成された謎の遺跡は他にも存在している。シベリアにはどのようにして山頂に築きあげたのかわからない巨石遺跡「ゴルナヤ・ショリア」が存在している。

そして「中東のストーンヘンジ」と呼ばれているものが、アラビア半島のサウジアラビアはハラット・カヤバール地方に存在するこの遺跡だ。この地には数百メートルに渡って、上空から見ると円錐や三角形、鍵穴や凧、門のように見える図形の石組みが築かれている。

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約8,500年前に築かれたと見られているこの遺跡は、1920年代に西洋の探検家によって発見された。遺跡の近辺に住むベドウィンの人々はこの遺跡を「古い人々が築いたもの」と言い伝えていたが、それ意外には資料も乏しく、またサウジアラビア政府が遺跡の研究や立ち入り調査を制限してしまったため、遺跡の謎に迫ることができなかった。

だが、現在ウェスタンオーストラリア大学のDavid Kennedy教授が特別に遺跡の調査を行う許可を得ることに成功、全貌を知るために上空からの撮影を試みた。




その結果、この遺跡群は数百フィート上空から見るとより図形が鮮明に解るようになっており、溶岩地帯に建っている事がわかったという。しかし、経年劣化のためか細部は欠落している箇所も多く、このままではさまざまな要因で壊れてしまう可能性もあるという。

中東のストーンヘンジの謎が解き明かされる日は来るのだろうか。

(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 動画 ©Funny Frog Creatives YouTube