UFOに友人がさらわれた!?全仏を騒然とさせた「セルジー・ポントワーズ事件」より続く
3人の青年がUFOを目撃し、うち一人がUFOにさらわれた!?として注目を集めたフランスの「セルジー・ポントワーズ事件」。UFOに遭遇した後行方不明になっていた青年・フォンテーヌはおよそ1週間が経過した頃に姿を表し、自分が1週間も行方不明になっていた事を知って驚いたと述べている。
2人は警察に通報するのと同時に新聞社などにも連絡していたため、事件発生当初から大々的に記事にされ、フランス中がこの事件の話題でもちきりになった。そのため、3人は報道機関やUFOの調査団体など様々な人間から追い回される日々を送ることになる。
しかし、フォンテーヌは自分の見に起きたことを覚えておらず、何も語ることは出来なかった。
事件は不可解な謎を残す事になったが、その後フォンテーヌはたびたび不思議な夢を見るようになり、自分の身に起きていたことを知るようになったのだという。
それはこんな記憶であった。
彼は一部の壁がガラスのような物質で出来た部屋で、ベッドのようなものに横になっていた。すると、そのガラスの部分に見た事もない文字が浮かんだ。部屋には球体型の宇宙人がいて、地球人が抱えている課題について解説されたのだという。
事件が非常に大きな注目を集めたことから、フォンテーヌの関係の深い人々によって2冊の本が出版されることになった。
ひとつはフォンテーヌに接近したUFO調査団体によって書かれたものであり、もうひとつはリーダーのプレボによって書かれたものである。前者は事件の解説本であり、後者は催眠療法を受けたプレボが思い出した内容を書いたものなのだが、なぜかフォンテーヌの体験はいっさい書かれなかった。
フォンテーヌ自身は催眠療法を受けることを拒否し続けていたこともあり、彼の口から新たな話が語られることはなかった。
軍は発言に矛盾はなかったとしたが、その後行われた別のUFO調査団体の調査では、それまでUFOや宇宙人に興味がなかったと発言していたプレボの部屋から、この事件と同種のUFOコンタクト事例に関する本が見つかるなど、いくつかの矛盾点が指摘されることになった。
また、3人はいわゆるはみだしもので免許すら持っていなかったことから、否定派からは兵役逃れのための狂言だったのではないかという憶測も広まることになった。
3人の体験ははたして事実だったのだろうか?
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(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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