原因は心霊スポットの祟り!?不可解な死の連鎖「熊取町7人連続怪死事件」

ある日いきなり、狭い範囲に住んでいる人々が次々と不可解な死を遂げる…そんなミステリー作品のような事件が実際に、それも平成に入って発生していた。

平成4年4月29日、大阪府泉南郡熊取町でのこと。同町内に住む10代の少年A君が町内の溜池に転落し、死亡しているのが発見された。この時は若者の不幸な事故で終わるかと思われていた。

だが、1か月後の5月29日に別の少年B君が自宅で急性心不全を起こし、死亡。後の6月4日に2人の少年らの先輩であるC君が町内の畑に設置してあったタマネギ小屋の中で自殺し、10日にはC君の親友だったDくんも農作業小屋で首吊り自殺をした。

彼らには自殺してしまうような理由も悩んでいたという話も何もなかったという。

そして、2週間後には近くの森で公務員の男性が首吊り自殺し、その一週間後には町営グラウンドの側溝で女子大生が胸から血を流した状態で発見された。




4月末から7月頭にかけて、わずか1.2キロ半径の中で7人が怪死したという事件は地元のみならず、広く注目を集める結果となった。

あくまで噂であるが、初めに亡くなった少年たちの間に交友関係があったことから、「みんなで曰くつきの廃墟(熊取町の近くに有名な心霊スポットとして知られる廃墟がある)に行ったから呪われたのでは」という噂が流れた事もあったが、結局因果関係は全く不明のままとなっている。

(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY

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