今月7日(日本時間8日午後)、メキシコにてマグニチュード8.2の大規模な地震が発生した。この地震により広範囲に渡って大きな被害が出た。
この時、メキシコシティにて夜空に不思議な緑と青の閃光が目撃されたとして話題になっている。
光はオーロラに似ていて、地震の直前や直後に数分間観測されたという。一見すると雷にも似ているのだが、轟音や稲妻は確認できない。
これは地震の前兆現象の一種である発光現象と見られている。日本や海外など様々な地震の際に確認されている現象であり、明確な発生メカニズムは解っていない。
日本でも江戸時代の文献等に記されているが、研究が始まったのはごく最近のことだ。
発生メカニズムに関しては幾つか仮説があり、1つは地震前および地震発生時の高いストレスが特定の岩石の結合を破壊することにより、酸素イオンが大気と反応して光を放出する、一種のプラズマを形成するという説。もう一つは、2つの岩盤層が互いに擦れて電圧が生成された結果という説だ。
地震の前兆現象としての発光現象のメカニズムが解明されれば地震予知と早期避難に成功することも可能であるため、実験が行われたりもしているとのことだ。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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