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【動画】紫色のヌメヌメした皮膚の豚鼻が特徴の珍獣って?

豚のような鼻、紫がかった皮膚、豚に似た尖ったピンクの鼻先、つぶらな瞳…全体はでっぷりとしており、皮膚はヌメヌメした粘液に覆われている。この「豚鼻の生物」は一体何なのか?

これはインドの西部に存在するガーツ山脈にて発見された、インドハナガエルの新種なのである。このカエルには、光沢のある紫色の肌、目の周りに薄い青色のリング模様、尖った豚に似た鼻という外見的特徴がみられている。

インドハナガエルはインドの西ガーツ山脈固有種で、紫色の丸い体を持つ。成体が発見され、新種として認定されたのは2003年のことだが、オタマジャクシはその100年前から知られており、現地の人々には成体も知られていた存在であった。




成体がつい最近まで発見されていなかった理由としては、このカエルが非常に小さいこと、成体になってからは大半を土中で過ごしていること等が上げられる。ちなみに、このカエルはアリやシロアリ等を主食としている。

インドハナガエルはこの地方の固有種であり、カエルの中では非常に古い姿を保っているという。多様性にも非常に乏しいと見られていたが、今回のカエルは2003年に発見されたインドハナガエルとは違った特徴が確認できることから、亜種ではないかとも考えられているという。

今回発見されたカエルについて、生物学者たちは2014年に西部ガーツ山脈にて亡くなった著名な爬虫類学者Subramaniam Bhupathy博士を称えて、Nasikabatrachus bhupathiと名付けている。

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(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)