赤ちゃんを取り出して殺害…米と日本で発生した「妊婦切り裂き殺人事件」

先日、アメリカのノースダコタ州で一人の若い女性が行方不明になった。

彼女は妊娠18ヶ月であり、また行方不明になった日も家族らには遠出をすると伝えておらず、足取りは全くつかめなかった。しかし、後に惨殺された彼女の死体が川から発見された。不気味な事に、彼女の遺体からは胎児が無くなっており、何者かによって取り出されたものとみられた。




捜査の結果、彼女が最後に会った同じアパートに住む女性とその夫が逮捕された。女性は裁縫仕事を手伝ってほしいと彼女を家に招き入れ、殺害したものとみられている。しかし、女性は警察に家を訪れた彼女が「予定日より早く生むにはどうすればいいか相談に来ていた」などと証言していた。だが、事件が発覚して後に「彼女が私に赤ちゃんをくれた」と嬉しそうに語ってみせたという。女性は常々、赤ちゃんに対して執着を見せていたという近所の人からの証言も存在しており、警察は更なる追求を行う予定だという。

この事件で、日本のある未解決事件を想像した人もいるのではないだろうか。

1988年3月18日に愛知県名古屋市で発生した妊婦切り裂き殺人事件だ。

第一発見者は女性の夫で、被害者女性は仰向けに横たわった状態で後ろ手に縛られ、首にはコードが巻かれた状態で死亡していた。みぞおちから下腹部にかけて経て38センチ、深さ2.8センチにわたって切り裂かれており、胎児が取り出されていたのである。

すぐさま通報しようと思ったが電話が見当たらず、女性の夫は階下の住人に電話を借りて通報している。見つからなかったのもそのはず、電話機はまるごと女性の腹の中にミッキーマウスのキーホルダーとともに入れられていたのだ。幸い、赤ちゃんは一命を取り留めている。

この事件は犯行の異常さもさることながら、手際の良さも注目された。




医師によれば、経験のない人物が腹を割いて胎児を取り出すのは至難の業であるという。少し手元が狂えば胎児に大きな傷を付けかねないのだが、赤ちゃんには切り傷が2、3箇所あった程度であり、また赤ちゃんが一命を取り留めたことや殺害に気付いた人物がいなかったことから、相当手際が良かったことが伺える。

警察の捜査は難航し、事情聴取や現場検証も幾度と無く行われたが、2003年3月に時効が成立している。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY

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