釣り上げた魚を捌いたら、食べたらしい小魚が出てきた…等と言うのはたまに聞かれる話だが、仰天のエサを口にしたまま釣り上げられてしまったケースがアメリカから報告された。
先日、ミズーリ州在住の漁師が漁場にしている池で多くのバスを釣り上げた。中々の大物揃いで彼も満足していたのだが、まさかその魚の中に意外なものが入っていようとは思っていなかったようだ。
この日釣り上げられたバスの口の中に入っていたのは、なんと一匹のモグラだったのである。初めは亀でも飲み込んでいたのかと思ったそうだが、やがてモグラの死体だと解って仰天。彼は記念に撮影して自身のインスタグラムに画像を掲載したところ、あまりに珍しい写真だったため多くの人々の反響を読んだ。
しかし、ご存知の通りモグラは普段地中で生活しており、水中に顔を出したりはしないはず。どうしてモグラがバスの口の中に入っていたのだろうか。
マイアミ大学の講師Dana Krempels氏は、この種のモグラは泳ぐことも可能であると説明した上で、たまたま河川や湖沼に落ちてしまったか、陸上にいるところを鷲等の猛禽に見つかって捕まえられ、川に落ちて食べられてしまったのでは、とする説を上げた。
また、バスも基本的には小さな魚を食べるが、中には昆虫や両生類、小さな鳥などもエサにすることがあり、丸呑みにしてしまう習性があるため、様々な偶然が重なって今回のような驚きのケースが起きたのではないかとされている。
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)