5月2日、人気テレビアニメ『けものフレンズ』をモチーフにしたLINEスタンプ『しゃべる!けものフレンズ』がリリース後、一部のスタンプに音声不良があったことを「けものフレンズ@公式アカウント」が公表した。
公式アカウントによると『けものフレンズ』に登場するキャラクター「かばんちゃん」および「アメリカビーバー」の音声が担当の声優ではない別の人物の声で配信されていたという。
スタンプを購入しダウンロードしたユーザーの一部では「あれ?声が違う?」「声に違和感が…」と話題になっており、またアニメで「かばんちゃん」の声を担当している声優の内田彩も「配信当日に自分で買って、聞いてみたら覚えのない音声が聞こえてきてびっくりしました…」とTwitterに書き込んだほか、内田自身が関係者へ問合わせたことで修正されたという。
今回の音声不良について具体的な原因などは明らかにされていないが、公式アカウントによると何かの手違いで別の人物が担当した「ガイド音声」が配信されていたという。
ガイド音声の声の持ち主が誰なのかは明らかになっていないが、一部ではその正体について様々な噂が飛び交っているという。
なかには今回の音声不良を人的ミスではなく「妖怪」や「幽霊」の仕業では?といったオカルト的見地から見る人物もいるという。
現に『けものフレンズ』はカバやライオン、ペンギンといった実在の動物のほかツチノコといった未確認生物が登場しているほか、原作となったアプリゲームでは「ヤマタノオロチ」「人面魚」「スカイフィッシュ」といった妖怪・怪物のキャラクター(フレンズ)も存在し、オカルトをはじめとする心霊現象との親和性が非常に強かったことが原因ではないかとされている。
また、古来より妖怪は「人間の声を真似る」という特殊能力を持っており「山彦」や「呼子」などは声真似系妖怪の代表であるという(ちなみに『けものフレンズ』自体にも「人の声を真似る」という特殊能力を持つ動物が出てくる)。
今回の音声不良については件のとおり原因は不明であるが、関係者が多く関わっている企画だけに凡ミスが発生する可能性は低く、謎が謎を呼んでいるという。
(文:穂積昭雪 取材:山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
画像は『「けものフレンズ」ドラマ&キャラクターソングアルバム「Japari Café」(CD)』ジャケット写真より