今もなお、多くの人を引き付けてやまないルネサンス期の芸術家にして発明家、万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチ。
彼があれだけ多くのものを発明できたりできたのか今でも謎は多く、研究者らが彼の残した膨大なスケッチを解読するなど、さまざまな試みで解析しようとしている。
先日、イタリアの研究者がダ・ヴィンチに関する2つの未公開の遺物を発見した。
この遺物はダ・ヴィンチの家族と家系に関する数十年にわたる研究の中で発見されたもので、ルネッサンス期が生んだ天才の生物学的証拠になるものだという。
これが本物であると判明すれば、ダ・ヴィンチのDNAサンプルを採取し研究することが可能になるとのこと。
この研究に関わっている歴史学者のアレッサンドロ・ヴェッツォシ博士は「詳細はまだ明らかにできないが、ダ・ヴィンチに関係のあるものであることは間違いない」と語った。今回発見されたものは2つありそのうち一つは有機物で、ダ・ヴィンチが生まれた町Museo Idealeから見つかったという。
ダ・ヴィンチの遺体は19世紀に失われたと考えられていましたが、1863年にフランスのサン・フロレンティン教会で骨格が発見された。この遺体は「LEO DUS VINC」と表記され、保管されていたという。
同じく歴史学者のアグネス・サバト氏も「遺物は1863年に発見された骨格に関連していると言える」と述べている。
今回の発見が天才の思考を明らかにするのか。多くの研究者が注目している。
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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