3月29日のニュースで、2月25日に愛知県安城市の26歳の高校教諭がアイドルのコンサートを見に行くために、名古屋~広島間の新幹線をキセル乗車していたことが判明し、停職6ヶ月の処分にしたと明らかにした。
この教師は県立高校に勤務していたが翌日には退職届を提出している。停職6ヶ月は免職の次に重い処分で、実際にはほとんどの教師が辞職してしまうと言われているが、この件はそれだけではないようだ。
教師が追いかけていた女性アイドルグループはハロー!プロジェクトのカントリーガールズだとインターネット上で判っている。また彼の顔写真はアイドルのファン側からも学校の生徒側からもネット上に晒されているのが現状だ。
どうしてこのような結果になってしまったのか。
それは彼がキセル乗車という犯罪行為に及んだだけでなく、アイドルオタクとして非常識な行動が目立ったからだ。
最初に話題になったのは2016年の9月、カントリーガールズが名古屋でおこなったリリースイベントでライブ中にステージ前の柵にこの教師が上ってスタッフに下ろされたことがある。
教師はいわゆるアイドルのファンの間で言われる「迷惑オタク」「厄介」に分類されるタイプのファンだったのだ。
また翌月の10月にはスタッフに呼び出されて、同じようなことを繰り返すのなら出禁にすると警告されていた。
迷惑行為を不快に思っていた他のファンによって勤務先の学校や本名も特定されてしまった。この時に学校の生徒にもバレてしまったのだ。
その他にも教師は、握手会で最後の一人になる「鍵閉め」を狙うオタクとしてカントリーガールズのファンから疎まれていたようだ。
本来ならば有り金を叩く善良ファンが握手券をたくさん買い、その結果として鍵閉めになることが可能なのだが、彼はキセル乗車の理由について「お金がもったいなかった」と話しているように、犯罪行為で浮いた汚いお金を握手会などに回していたと思われる。
結局のところ、自らの行為によってファンの間で疎まれ、ネット上で個人情報が暴かるという結果になった。
彼がファンであったのは“ももち”こと嗣永桃子である。
嗣永は教員免許を持ち、芸能界卒業後も教育について勉強したいと語っている。自身のファンであるこの男性教諭を反面教師にすることを願うばかりだ。
(四方山よもお ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
画像は「嗣永桃子 ラスト写真集 『 ももち 』」表紙より