日本の首都・東京には、地下に巨大な隠された空間が存在しているという都市伝説が存在している。
それは日本が危機に陥った際に使用されるシェルターであったり、戦車などが通ることの出来る巨大な通路であったりと様々だが、中には実在している巨大地下空間もある。
江戸時代初期に創建された由緒正しい古刹、高野山東京別院、この寺の地下には、なんと巨大な変電所「高輪変電所」が存在している。
その規模は地下36メートル、7階建ての構造となっているという。
なぜお寺の真下に存在するのかは判明していないが、変電所の竣工と寺院が改築された時期がほぼ等しいため、かねてより計画されていた寺院の改築工事に合わせて建設されたものと見られている。
この巨大変電所は「地下に存在する極秘施設」などと噂されたりもしているが、現地に行ってみると変電施設の出入り口になっている建物なども存在しているため、完全に隠匿されてしまっている施設などではないことが解る(そもそも本当に極秘の施設ならば、ウィキペディアなどに掲載されたりなどしていないだろう)。
しかし、それでも謎は残る。由緒正しい寺の地下に巨大空間を作っても大丈夫なのか、またなぜ寺の地下に変電所を設けようと思ったのか。中にはこの寺の地下に広大な地下構造があったため、変電所を設置することが出来たのだ、などという噂が出てきているが、残念ながら詳細は判明していない。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像は『高野山東京別院』HPより