7日、内部告発サイト「ウィキリークス」が衝撃の情報を公開した。
CIA史上最大の暴露ともされる8761点の内部文書には、インターネットを用いてサイバー攻撃を行なうソフトを独自に開発。1000件以上ものハッキングを行える事を示唆する内容が記されていた。
それによると、CIAの専門チームがインターネットに接続可能なTVやスマートフォン、車内搭載カメラなどのカメラとマイクを遠隔操作するプログラムを作成。
例えばインターネットに接続できるスマートテレビの場合は電源を切ったように見せかけて会話を盗聴したり、室内の様子を撮影する事が可能とされている。なお、このプログラムは韓国のサムスン社製スマートテレビの一部に導入されたとみられている。
また、スマートフォンなどの端末の場合は内部データを取得する事が可能とされており、車内搭載カメラの場合は車に仕込まれることになるため、ターゲットに気づかれることなく車を操作して暗殺を行なうことも可能ではないかとする意見が出てきている。
なお、このウィキリークスの発表に対し、ホワイトハウスはそのような事実はないと否認しており、CIAも機密文書の内容に関してはコメントを発表していない。
陰謀論や創作の世界で、政府や国家が国民に知られず監視しているというものが出てくるが、まさにそのような監視社会が生まれようとしているのだろうか。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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