2月11日夜、突如として湧き上がった人気女優・清水富美加の芸能界引退騒動。
「宗教団体への出家」という話題性の他に突然の引退により多くの仕事がキャンセルされ、芸能界にとどまらず各方面から連日のように議論や批判が相次いでいる状態だ。
一部ではさっそく「何かのジンクス」が発動しているのではないか、という都市伝説が囁かれている。
以下は、まったくの与太話ではあるが「宇宙に行こうとする特撮番組はトラブルになりやすい」というジンクスだという。
清水富美加の出世作となったのは2011年度の仮面ライダー作品『仮面ライダーフォーゼ』である。『フォーゼ』は「宇宙開発」がテーマの仮面ライダーで「宇宙へ飛び立つ仮面ライダー」という異色の作風で人気になった作品である。
この余談だが『フォーゼ』の第1話にゲストとして出演していたのが、2016年5月21日、東京都小金井市のライブハウスでファン男性に刺され重傷を負ったアイドルのYさんである。
また、同じ仮面ライダー系列で「宇宙モチーフ」を掲げた作品は『仮面ライダースーパー1』がある。『スーパー1』はアメリカが開発した惑星開発用の改造人間が戦う話で宇宙開発の要素は仮面ライダーの持つ特殊能力に反映されている。
この『スーパー1』で仮面ライダー役を演じたのが、2016年夏頃にテレビ番組で自身の借金問題が放送され、ヒーローから一転、一気に悪者扱いとなってしまった俳優のTである。
また、これはやや例は古いが1978年に放送されたテレビ特撮番組『宇宙からのメッセージ 銀河大戦』はこれまた宇宙モチーフのヒーローものだったが、こちらは破格の予算をかけたのにも関わらず、低視聴率が大問題となり放送枠を失う結果になっていた。
他にも1976年のロケットが主題の特撮ドラマ、夏夕介と佐々木剛がW主演した『宇宙鉄人キョーダイン』では夏夕介が59歳の若さで死去し、佐々木剛は火傷で俳優業を一時引退していた。
以上、ジンクスとするのにはやや弱い印象もあるが「宇宙モチーフ」の特撮番組は確かにトラブルに巻き込まれる傾向が強いようではある。
(文:望月歌寿彦 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
※画像©PIXABAY
仮面ライダーフォーゼ 仮面ライダースーパー1 宇宙からのメッセージ 銀河大戦 宇宙鉄人キョーダイン