近年のパワースポットブームで寺社仏閣に訪れる人が多くなったためか、変わった寺社仏閣が話題になることが多い。とくに、変わった造形の狛犬や神仏像がある場合は、写真とともにネットに上げられて注目を集めることが多い。
最近人気なのは、可愛い彫刻のある寺社仏閣やパワースポットだ。以前アトラスでも紹介した大国主命の神話に出てくる、因幡の白兎を象った像が近くにある白兎神社等は可愛いウサギのパワースポットとして人気が出ている。
他にもウサギの彫刻があり、可愛いパワースポットの神社として最近人気が出てきているのが、埼玉県さいたま市浦和区にある調神社(つきじんじゃ、つきのみやじんじゃ)だ。
この神社には境内にウサギの彫刻があり、狛犬ならぬ狛兎がいたり、手水にウサギの彫刻があったりと、ウサギづくしである。
なお、調神社の「調」とは、本来は律令制に基づき都に納める租庸調の「調」を指すものであり、年貢が納められるよう豊作を祈ったものがこの神社の原型になったと考えられている。
時が過ぎ、読みの「つき」から月が連想され、そこから「満月で餅をつく」ウサギの像が設置されたのだという。そして、「つき」の読みからツキ上がる幸運と開運のパワースポットとして広まったのである。
運が上向いて欲しいと思う方は、訪れてみてはいかがだろうか。
関連サイト http://www.stib.jp/info/data/tsuki.html
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
※画像©PIXABAY