未確認生物といえば、写真や動画に撮影されることもあるが、大抵は野性動物のように遠くからこちらを伺い、カメラが寄れば逃げてしまうようなものが殆どだ。
だが、中には未確認生物に襲われたというケースも存在している。
1974年、ルイジアナ在住の男性は夜中に窓を引っ掻くような音で目を覚ましたという。窓の外で何かが動いた気がしたので、起き上がって窓を開けてみると、そこには約2.7メートル程の毛むくじゃらの獣人が立っていたのだ。
その獣人は猿に似ており巨大な身体と厚い胸をしていたという。頭部は毛が長く髪のように見え、色はダークブラウンか黒。その目は白目がなく「黒い空隙」に見えたそうだ。
目撃者の男性は、その時一見して有名なパターソン・フィルムの非常に似ていると思ったという。獣人は窓のさんに手をかけていたため、間近で生物の指を見た。そのまま見上げたところ、至近距離で窓から家の中を覗くビッグフットと向き合う事になったのだという。彼が慌てて身を引くと、大きな手が窓から室内へ伸びてきた。襲われるかも知れないと気が気ではなかったが、幸い腕が引っ込んだ瞬間に窓を閉めることができ、ほどなくしてビッグフットも立ち去ったという。
目撃者の男性は、人に言っても信じてもらえないだろうと思って近年まで言い出せなかったと語る。
意外にビッグフットと至近距離で鉢合わせする事になった人は多く、またビッグフットは過去に何件か人間を襲撃したというケースも報告されている。そう考えると、この目撃者は幸運だったと言えるかも知れない。
(加藤文規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
※画像©PIXABAY