今年も春節を迎えた中国から、日本へ観光客が多く訪れている。だが、今年は前年のように爆買いする人よりも、日本の文化を楽しみに訪れる人が増えているようだ。
そんな中国人観光客に関する都市伝説も存在する。
神田の古本屋さんに聞いた都市伝説では、日本語があまり通じない中国人が莫大なお金を払って清朝時代の古地図を買いあさっているというのだ。それも一人や二人ではなく、複数の中国人が数十万から百万以上の地図を悉く、買い漁っているらしい。古本屋業界にとっては良いことかもしれないが、少々不気味である。
どうやら、清朝時代の古地図には尖閣諸島が日本領として記載されていることが多いらしく、密かに証拠を隠滅しようと買いあさっていると言われている。筆者は神田の古本屋関連の人から聞いた当初、嘘くさい都市伝説だと一笑に付したが、先日元航空幕僚長の田頼神俊雄氏が雑誌インタビューで同様の話を披露し、俄然信憑性が高まっている。
但し、図書館や日本人の古地図マニアが持っている地図は買い占めることが出来ず、以前として存在するわけであり、証拠隠滅の効果は低い。やはり、バブルでお金持ちになった中国人の地図マニアが買っていると判断するのが妥当であろう。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)