妖怪・幽霊

【地蔵ペンキ塗り】最凶心霊スポット「道了堂跡」イタズラ被害!近隣住民が怒り





稲川淳二氏の怪談話などにも登場する有名心霊スポット「道了堂跡」(東京都八王子市)が訪問者からのイタズラによって損壊被害に遭っていることがわかった。

八王子市在住のATLAS記者が訪問してみたところ、道了堂の跡地には竹で柵が作られ入れないようになっており、2体あるお地蔵さんのうち1体が手首をなくしており、また残る1体の頭上部分にはペンキのようなものが塗られていた。

設置している看板には「専門機関と調整しています。事件について目撃情報がある人はご連絡お願いします」と記されている。

道了堂跡は東京都八王子市の大塚山公園内にある文化財で、明治期に建てられた寺(道了堂)の跡地として一般に公開されている。道了堂跡が心霊スポットと呼ばれる所以となったのは道了堂を管理していた老婆が何者かに殺害された事件、および某大学の教授が教え子の女子大生を殺し道了堂跡の近くに埋めた、という事件があったためである。

くだんの事件以降、道了堂跡は「心霊スポット」として知名度をあげていき、いつしか「都内最凶の心霊」スポットとして紹介され、肝試しに訪れる人が増えていき同時に歩道を汚したり、イタズラをする訪問者が増えていったという。

本来、この地は幕末から明治初期にかけて生糸貿易の中継地となった「絹の道」であり、日本の貿易を知るための文化財として認定されている。そのため今回のような悪質なイタズラに近隣住民は怒りとともに悲しみを覚えているという。

今後、道了堂跡に行く予定のある方はルールを守って迷惑をかけないよう安全に訪問していただきたいものである。

(文・写真:穂積昭雪 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)