予言

2017年5月17日に世界が滅亡する!?旧約聖書「ダニエル書の予言」とは

2012年12月21日、世界中で人類が滅亡するという「古代マヤ文明の予言」が注目を集めた。

当時はテレビでオカルト特番も放映されたりしたため、覚えている人も多いだろう。この予言は天文観測により正確なカレンダーを作っていた古代マヤ文明のカレンダーと、その言い伝えにある「第5の太陽の時代」が終局を迎え新たな時代になる、といった内容から考えられたものだった。その時期が西暦2012年に当たるため、いよいよ世界が終わるのか、それともアセンションが起きるのか等と注目された。

またテレビで予言を取り上げた内容の特番も放映されたりしたため、覚えている人も多いだろう。だが、結局何も起きることはなかった。その後で「実は2013年の○月○日だ」等という予言が出たりもしたが、半年もすれば忘れ去られてしまった。




最近はこのような終末予言は聞かれていなかったが、実は2017年、つまり今年で世界は終わる!?とする予言が存在しているのである。

それはユダヤ教とキリスト教の聖典とされる旧約聖書『ダニエル書』に記されたものだ。

なお、この『ダニエル書』はバビロニアに虜囚として送られ、後にネブカドネザル2世に重用されるまでになる人物ダニエルについて書かれたものである。

このダニエル書の「70週の予言」という章に以下のような文章が出てくる。

「エルサレムを立て直せと命令が出てから、メシヤなるひとりの君(=キリスト)が来るまで七週と六十二週あることを知り、かつ悟りなさい」

ダニエル書九章二四節から二七節には、前述の文章に伴って70週という期限と共に、洪水などの災害や戦争が起き、荒廃が定められるといった不穏な言葉が多く書かれている。そして、六十二週の後に「メシヤは断たれ」「来たるべき君の民は、町と聖所とを滅ぼすでしょう」と続き、災害や戦乱が長く続くことなどが描写されている。

この「七週と六十二週」を「年」と解釈し、『エルサレムを建て直せ』という文言が1948年5月17日にイスラエルが建国されたことを意味するものだとすると、その69年後の2017年5月17日に人類が滅亡することになるというのだ。




確かに近年、中東情勢は内戦などにより年々厳しいものになっている。この予言はイスラエルを中心とする中東で大三次世界大戦が起きることを意味しているというのだろうか?

なお、このダニエル書の予言は、一般的にはイエスの出現を予言する文言だと見なされている。だが、今後の世界情勢を考えていくと、予言されたような事が起きても不思議はないかもしれない。

(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)