昨夜、TBSの人気ドラマ『逃げ恥』が大団円を迎えた。既に本サイトで報じているが、来夏に噂されている続編が楽しみだという声が上がっている。
早くも『みくりロス』『ひらまさロス』が叫ばれている。『ひらまさロス』に関してはATLASが過去に報じてはいるが、幅広い世代の女性が訴えている。
特に今回の『逃げ恥』関連のロスに関しては、60代70代の熟年世代に集中している。民放のドラマとしては異例の現象だが、熟年世代の『逃げ恥』ファンからうなづける意見を頂いたので紹介しよう。
現在の60代70代が結婚した60年代や70年代はまだまだ見合い結婚が多く、親の薦めに従って、よく相手が知らないまま結婚に進んでしまうことが多かったという。
つまり、『逃げ恥』のメインテーマである。契約結婚から二人の間に少しづつ本物の愛が生まれてくるというストーリー展開が、熟年世代の見合い結婚においては多かったというのだ。 言い換えれば、荒唐無稽に見える『逃げ恥』のストーリーも、熟年世代にはリアルなストーリー展開であったわけだ。
普通の恋愛結婚はお互いにプラス評価がピークに達してから行われるため、結婚してからどうしてもお互いに評価が下がってしまう。 ところが見合い結婚は、ブラマイ0から始まっているため、結婚生活そのものが恋愛であり、評価もマイナスボイントもあるものの、総合的にはプラスに働くことが多いようなのだ。
しかも、熟年世代の夫たちは、ヒラマサタイプの硬いキャラクターが多く、見れば見る程、60代70年代の女性にとって『逃げ恥』は自分たちの新婚生活を思い出してしまうらしい。
『君の名は。』も同様だが、熟年世代を動員出来るかどうかが、映像作品の成功の鍵かもしれない。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
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